愛し合っているカップルや夫婦なら、セックスは欠かせない行為です。本来の目的は子作りですが、愛情確認やコミュニケーションなどそれ以上の意味合いを含みます。男女が一緒にいればセックスに発展するのもごく自然なことです。しかし、付き合っている期間に関係なく、セックスレスに陥る人たちがいるのもまた事実です。「愛し合っているのに変わりはないのに、セックスだけができていない……」というのはとても辛いですよね。
今回はセックスレスの原因と解消方法についてと、男女の視点からみたセックスをしたくないときに多い理由も詳しく解説していきます。現在パートナーとのセックスレスについて悩んでいる人や、セックスレスになりたくないという人はぜひチェックしてください。
目次
セックスレスってどんな状態?
今や社会問題になっている少子化ですが、その根底にはカップルや夫婦のセックスレスが原因として潜んでいます。付き合いが長くなるとドキドキ感や新鮮さもなくなってしまい、セックスの回数が減ってしまうのはよくあることですが、付き合いがそれほど長くなくてもセックスレスに陥ってしまう人たちもいるのも事実です。
セックスをしないことで、「自分に魅力がないから……」「飽きてしまったのでは……」「浮気をしているのでは」と悩んでしまい、2人の関係に悪影響を及ぼすことも少なくありません。
できれば避けたいセックスレスですが、カップルや夫婦によってセックスレスの原因はさまざまで、複数の要因が重なって起きてしまっていることもあります。悲しい思いをしないためにも、セックスレスの原因を把握して対策を講じ、まだセックスレスになっていない人は、できる限りならないように予防していかなければなりません。
セックスレスは自然に予防できるものではなく、パートナーと自分双方の意識改善や工夫が必要になってくるのです。
セックスレスとは?
セックスレスとは「病気など特別な事情がないのに、1ヶ月以上性交渉がないカップル」と定義されています。1ヶ月セックスをしていないとなると意外と短いと感じる人もいるかもしれませんが、便宜上はどちらか一方がセックスを望んでいるのに、もう一方が応じない状態となっているようです。
また、これは新興国で多いのですが、『今までセックスをしたことがある人で、1ヶ月以内にセックスをしていない』と答えた人が49.3%で、既婚者に限定してみてみると44.6%という結果になりました。約半数近くを占める人がセックスレスということになり、少子化が進んでしまうのも納得です。
パートナーがいない人であればセックスをしない期間が長くなってしまうのも頷けますが、カップルや夫婦でセックスレスになってしまうとどちらかが辛い思いをしてしまいますよね。セックスレスは女性が拒否している場合と、男性が拒否している場合では対策や解消法も違ってくるので、まずはどちらが原因なのかを把握する必要があります。
セックスレスは解消できるの?
愛情表現でもあるセックスがなくなってしまうと、自分に自信がなくなってしまい、一度セックスレスに陥るとなかなか抜け出せない人が数多くいます。しかし、セックスレスは原因を把握して解決策を知って実行することで解消できます。
実際に長年連れ添ったパートナーとのセックスレスを解消した人も多く、そこからさらに子供ができたという例も少なくありません。子供の有無で性に対する意識も変わるかと思いますが、子供がほしいのにセックスがないとなると女性はかなり焦ってしまいます。
セックスがなくなってしまった原因が女性にある場合、ほとんどが自分の身なりや行動を改めることで解決可能なものが多いです。しかし原因が男性にある場合は相手に改善してもらわなければ、「またこの人とセックスがしたい」と思えないので、セックスレスが続いてしまいます。お互いのデリケートな悩みになりますので、2人で協力する環境をつくることも重要になってきます。
セックスを拒否する気持ち
セックスレスはお互いの気持ちがとても深く関係してきます。付き合いが長いカップルほどお互いを思いやる気持ちが段々と薄れていってしまい、相手をないがしろにしてしまうこともあるでしょう。
また、セックスを拒否してしまう気持ちも男女で変わってきます。いつまでもお互いのことを考えられるカップルでいたいのは誰でも同じですが、時にはそれができなくなってしまうこともあり、感情的になって喧嘩してしまうことも少なくありません。
次は男性と女性がセックスを拒否してしまうときの気持ちについて、男女別に詳しく見ていきましょう。
拒否する男性の気持ち
男性がパートナーの女性とのセックスを拒否してしまうときの気持ちで多く見受けられるものが以下のような事例になります。
- 家族としか見られなくなった
- パートナーとのセックスがマンネリしている
- 精神的や肉体的に疲労が溜まっている
男性は付き合いが長くなると彼女から妻へ、妻から家族として見ていく人が多いです。家族とは性的な行為をしたくないので、女性のことを家族として見てしまっていて、セックスができない原因になってしまいます。
また、セックスがいつも同じ流れ、同じ反応だとパートナーとのセックスに飽きてしまい、マンネリ化してセックスをしたいという気持ちが薄れていってしまいます。特に男性は女性が興奮できるように愛撫をするなど、挿入するまでの過程を経ていかないといけないため、これらの行為が面倒くさいと感じてしまうこともあります。これらがセックスをしたくないという気持ちにつながっているのです。
また、仕事で重要なポジションに立っていたり、大事な仕事を任されたりすると精神的に疲れていってしまいます。また、ハードな労働環境だとセックスをする体力が残っていないので、女性から誘われてもセックスを拒否してしまうという行動につながってしまいます。
拒否する女性の気持ち
女性がパートナーの男性とのセックスを拒否してしまうときの気持ちで多く見受けられるものが以下のような事例になります。
- 家族としか見られなくなった
- 家事や育児に疲れているから
- 気になる人ができたから
こちらも男性と同じものになりますが、女性も男性を家族として見てしまうと、セックスができなくなってしまう傾向があります。また、付き合った当時や結婚当初と見た目が大きく変わってしまうと、パートナーのことを性的な目で見られなくなるといった理由もあります。
また、女性は子供がいると育児をしながら、その合間に家事をすることになります。働いている人であればここにさらに仕事が加わってくるので、肉体的な疲労はとても大きなものになります。
毎日ヘトヘトになって夜を迎えるため、男性からセックスを求められても応えられないといったことが起きてしまいます。セックスをする体力が残っていないのですね。また、産後はパートナーの男性を本能的に受け付けなくなる期間もあり(これは時間とともに解決するものです)、産後のセックスレスは特に深刻です。
他には、女性はパートナー以外で気になる人ができると、その人以外とはセックスができなくなることがあります。男性は心と身体は切り離して考えられるのでパートナーではない女性とセックスができる人が多いですが、女性は心と身体がつながっているので、好きな人と以外はセックスをしたくないという心の反応から、パートナーとはセックスができないことがあるようです。
セックスレスの原因って?
「パートナーとのセックスがなくなってしまった……」、「そういえば一か月以上セックスしてないかも」「セックスがしたいのに、相手が受け入れてくれない」と感じることがあれば、セックスレスになってしまっている可能性を疑いましょう。そしてセックスレスになったのには必ず原因があるので、自分たちに当てはまる原因を把握する必要があります。
どちらか一方が原因となっている場合もありますし、どちらも原因がある場合もあります。お互いに原因となることがある場合、一方が改善しようと努力しても意味がないので、協力して解決していく必要があります。
セックスレスの原因を知る
続いて、セックスレスの原因を深堀していきましょう。セックスレスになる原因として、疲れていたり、ストレスが溜まっていたり、時間がなかったり…などが挙げられます。ほかにもたくさんあるかと思いますが、今回はこのように特に多く見受けられる原因に絞ってご紹介していきたいと思います。
また、同じ原因でも男性と女性で解決方法が変わってきます。周りの環境や考え方が違うので当然のことなのですが、相手のことをすべて理解するのはとても難しいですよね。ここでは男性のセックスレスの原因と解決方法と、女性のセックスレスの原因と解決方法に分けて解説していきましょう。
疲れている
疲れているときは、セックスをしたいという気持ちはなくなりますよね。セックスでも体力を消費するので、普段の生活で疲れてしまっているとセックスレスになってしまう可能性があります。
男性は特に仕事で精神的・肉体的に疲れてしまうことが多いです。また、人間関係も疲れの原因となっていることがあります。男性は女性と比べて出世欲が高く、大きな仕事を任されやすいです。それによる精神的疲労が積み重なると、自宅に帰ったあとにセックスをしたいという気持ちや性欲がなくなってしまうようです。
女性であれば家事と仕事、子供がいれば育児もしなければなりません。パートナーの協力があれば時間や体力面でも余裕を持って生活をすることができますが、1人ですべてをこなしているのであれば、夜になるとヘトヘトになってしまって、セックスをしたいという欲がなくなってしまいます。
お互いに疲れていると余裕がなくなってしまい、喧嘩に発展してしまことも少なくありません。相手の様子を見つつ、労ることも大切ですね。
ストレスがたまっている
仕事や人間関係、家のことなどでストレスが溜まってしまうと、自律神経が乱れてしまって性欲がなくなってしまうことがあります。自律神経と性欲は密接に関係しているのです。男性は過度なストレスが溜まってしまうと精神的な負担から、勃起しないなどの性機能障害も引き起こす可能性があります。
そうなってしまうとセックスがしたいと思ってもできなくなってしまうので、さらにそれが負担となってしまうという負の連鎖につながります。ストレスが溜まってしまう原因は仕事や家庭のこと、将来のことなど人によってさまざまですが、なるべくストレスが溜まらないように心がけ、もしストレスを感じているようならうまく発散する方法を見つけていきましょう。
女性であれば家庭や子供のこと、人間関係や仕事のことでストレスを溜めやすいですが、男性と同じでストレスが過度になると興奮しにくくなったり、濡れなくなってしまったりと精神的・肉体的にも影響が出てきます。また、生理が遅れてしまったり止まってしまったりすることもあるので、適度な息抜きやストレスが溜まらないように工夫する必要があります。
男性も女性もストレスはセックスのとき以外でもさまざまな悪影響を及ぼすので、うまく発散することが大切です。お互いを気遣っていけるような関係を作っていけると理想的ですね。
時間がない
2人の愛情表現でもあるセックスを、「時間がない」といってしないことはありませんか?現代人は時間に追われていて、趣味の時間や自分の時間が取れなくなってしまっています。忙しいときにできた時間は2人の時間にするよりも自分の時間にしたいと思ってしまう気持ちもわかりますが、ときには2人の時間を作ることも大切です。
特に男性は仕事を理由に時間がないといって、女性からのセックスの誘いを断ることが多いですが、そのようなことが続いてしまうと女性からの誘いもなくなり、深刻なセックスレス状態に陥ってしまいます。
女性も時間がないと言って男性からのセックスの誘いを断ることがありますが、女性の場合は時間がないというよりも気分が乗らなかったり、なにか他の理由が原因であったりすることが多いです。
時間がないと言ってしまうと相手は何もすることはできないので、2人の時間をつくってゆっくりと過ごし、徐々に性的興奮を高めてセックスできるようにしていきましょう。
異性として見ていない
長年連れ添った夫婦やカップルに多いのが、相手のことを異性として見られずに性的興奮ができないというケースです。付き合った当初は相手のことしか考えられないぐらいだったにも関わらず、付き合いが長くなるとマンネリしてしまって次第に異性として見られずにセックスレスになってしまうことがあります。
男性がパートナーである女性を異性として見ることができなくなってしまう原因としては、女性らしさが感じられないということがほとんどかと思います。例えば家に帰ってもいつも同じ服でメイクもしておらず、裸で家中を歩くなどといった恥じらいがないことが挙げられます。やはり好きになった女性であれば、いつまでも綺麗で恥じらいを持ってほしいと思うのが男性の心理です。どれだけ付き合いが長くなれど、ある程度の恥じらいは必要になってくるのです。
女性がパートナーの男性を異性として見られない原因は、付き合った当初と容姿がかなり変わってしまったり、横柄な態度を取られたりすることが挙げられます。最初の頃は身体も鍛えていて服装にも気を遣っていたのに、今では体型も変わってしまって服装も適当にしてしまうと、ドキドキ感やときめきもなくなってしまいます。
また、横柄な態度を取られるとセックスもしたくなくなりますよね。
お互いを異性として意識し続けるために、いくつになっても容姿を綺麗に保つ努力を怠らないことはもちろん、相手を思いやる心を忘れないようにしましょう。
性欲を感じない
性欲を感じなくなる原因は、男性と女性で違ってきます。男性であれば仕事のストレスや身体の疲れ、相手に魅力を感じないといったことが挙げられます。仕事のストレスは、肉体的な問題の他にも精神的な重圧やプレッシャーが影響してくることがあります。
また、精神的に疲労が溜まっていくと性機能障害になることがあり、これにより性欲を感じなくなったりすることもあるようです。また、男性の性欲は10代から20代をピークにそれ以降は減少傾向にあり、特に30代半ばから性欲の衰えを感じる男性が多いので、加齢が原因となることも考えられます。
女性であればストレスやマンネリ化、出産などが考えられます。ストレスは男性と同様で、仕事や家庭のことで精神的・肉体的疲労が溜まるとセックスに対して関心が極端に低くなります。また、パートナーとの関係がマンネリ化してしまっていたり、相手に魅力を感じなかったりすると性欲が低下してしまう傾向があるようです。
そして女性特有の原因として、出産を機に性欲が薄れていくこともあります。出産後は慣れない育児と家事に追われ、男性の相手をする時間がないと感じる女性が多く、妊娠期間中でセックスをしないことに慣れてしまって、出産をしてもなんとなく気が乗らないと感じる女性も少なくありません。
こういったことに対処するためには、なるべくストレスを溜めないようにしたり、自分磨きをしたりなどが大切です。また、女性は家事や育児と仕事などで男性に協力を得られないと、パートナーに対しての関心がどんどん薄れていってしまいます。協力が得られていない場合は相手に思っていることを伝えて、お互いが無理のない範囲で協力し会える関係を構築していくことが大切です。
面倒くさい
セックスレスになってしまう原因のなかに、「セックスが面倒くさい」と思ってしまうことも含まれているようです。面倒くさいというのはいろいろな意味がありますが、男性だと身体の疲れや悩みごとがあるときなどが多いです。また、セックスはどうしても男性が主導ですすめていくイメージがあり、女性は受け身になってしまいます。セックスのための雰囲気作りからキス、愛撫をして女性の性的興奮を高めるのは男性がすべて行っているので、そういったことをするのが面倒くさいと感じてしまう人もいるようです。
男性が面倒くさいと感じているようなら、女性が積極的に男性を愛撫したり、攻めたりすることでいつもと違った雰囲気になり、気分が乗ってくることも期待できます。
女性が面倒くさいと感じるのは疲れや相手に魅力を感じないということのほかにも、そもそも性欲がない、身体以外のつながりを重視するようになったからということもあります。女性はホルモンバランスが1ヶ月周期で変わり、その日によって体調も変化してきます。男性から求められるタイミングが合わないとセックスをしたくないという気持ちになってしまいます。また、女性はセックスに身体のつながりではなく、心のつながりを重視したいと思う人も多いです。
これはパートナーのことが嫌いになったというわけでなく、恋人から家族へと関係が変化していくときによくあります。男性も女性もお互いに「今はセックスをしたくない」というタイミングがあるかと思いますので、そういった時を理解できるように日頃からコミュニケーションを取るように意識し、相手に寄り添って譲れるところは譲るといった思いやりのある行動を心がけるといいでしょう。
身体の衰え
セックスレスの夫婦で多い原因が、加齢に伴う身体の衰えです。男性の性欲のピークは10代から20代、女性は30代から40代といわれています。ただ、どちらも40代前後になると極端に身体が衰え始めるのを実感する年齢になり、同時に性欲もなくなっていくことが多いです。
男性は定年まで働くことが多く、仕事をして帰宅したあとはセックスをしてというのが難しくなってきます。相手の女性のせいではないのですが、体力が追いつかないことが原因となっています。女性はホルモンの影響で、性欲のピークが30代から40代ですが、その頃は男性の性欲があまりないときでもあります。女性も男性と同様に体力の低下が原因でセックスをしたくないと思うことがあるので、タイミングを擦り合わせることが大切です。
身体の衰えが原因でセックスレスになっている場合は、激しいセックスをしなくても楽しめる方法を探してみるといいでしょう。例えばセックストイを用いて体力の消耗を抑えたり、ゆっくりと感じるポイントを攻めていったりするスローセックスなどになります。新しいことにチャレンジすることで違った観点からセックスを楽しめるようになるので、身体の衰えを感じたら新しいセックスをしてみてください。
ホルモンの乱れ
ホルモンバランスの乱れによって性欲の低下を引き起こすことがありますが、これは男性よりも女性に多く見られる現象です。女性は生理の周期によって約1ヶ月でホルモンのバランスが変わっていくため、体調も日によって違ってきます。
生理が終わったあとの1~2週間は体調もよく、セックスに対して前向きなことが多いですが、排卵日を迎える生理後2週間ほどから徐々に気分が落ち込み、生理予定日の1週間前になるとイライラしたり、お腹が痛くなったりなどの身体の不調が顕著になります。
このタイミングで男性からセックスに誘われると気分も乗らず体調も悪いので、「セックスをしたくない!」という気持ちが強くなります。男性に女性の生理による体調不良を完全に理解してもらうことはできないので、言葉で伝えていき、徐々にわかってもらえるようにしていきましょう。
セックスレスの具体的な解決策
セックスレスになってしまったからといって、今後このままの状況が続くとは限りません。セックスをしなくなってしまった根本的な原因を解決することで、セックスレスを解消することが可能です。
まずは何が原因でセックスレスになってしまったかを把握する必要がありますが、原因さえ分かればあとはそれを解決していくだけです。男性が原因の場合と、女性が原因の場合と分けて解説していきますので、当てはまるものをチェックしてみてくださいね。
男性が原因の場合
男性がセックスレスを感じているときは、女性が努力して原因を解決する必要があります。特に視覚と物理的な刺激でセックスレスを解消できることが多いので、女性は自身の容姿と男性がセックスをしたくなるような環境つくりが有効です。
以前よりも2人の時間が減ってしまったと感じるのであれば、まずは環境を整えることを優先的に行っていきましょう。環境を整えたあとに以下の事柄について改善をしていくと、セックスレスを解消できる可能性がとても高くなります。焦らずゆっくりと進めていくことで、男性も急かされているという気持ちになることなく自然にセックスをする雰囲気になるでしょう。
男性への愛撫を見直すのも非常におすすめ。マッサージなども含め、丁寧に愛撫してあげると気持ちも高まるはずです。
メイクやおしゃれをする、ダイエットや以前のスタイルに戻すことも有効
付き合いたての頃は今よりもメイクに気合いが入り、おしゃれもしていませんでしたか?体型にも気を遣って、太ってしまわないように気をつけていたかもしれませんが、付き合いが長くなるとそういったことにも無頓着になってしまい、いつの間にか当初とはかけ離れた姿になってしまっていることがあります。
男性は変わり果てた女性の容姿では、性的な興奮を得ることが難しくなっていくので、まずは自分磨きをしてセックスレスを解消していきましょう。
具体的な対策は、出かけないときでも毎日メイクをすることと、外に出ることがあれば綺麗な服装をすることです。家にいるときでも一日中パジャマやスウェットなどの楽な服装でいるのではなく、可愛いルームウェアを着たり、近場の外出用の服を着てみたりするなどを工夫していきましょう。
また、一度自分の姿を鏡で確認してみてください。昔と比べて脂肪が多くなっていたり、スタイルが悪くなっていたりはしませんか?生活環境やライフステージが変わると体型も変化していきますが、食事や運動などに気を遣わないとあっという間に体型は変わっていきます。一度今の生活習慣を振り返って、改善が必要なところをチェックしていくようにしましょう。
スキンシップを増やす
セックスレスになっているときは、自然とコミュニケーションやスキンシップが減ってしまっているときが多いです。お互い気まずさもあってスキンシップをしないことがありますが、ここはあえて女性から男性に対してスキンシップを増やしていくことで、ちょっとしたきっかけでセックスレスが解消できることが多いです。
例えば2人きりのときに身体をくっつけてみたり、肩に頭を乗せて甘えてみたりすることも有効です。また、コミュニケーションを取ることもスキンシップのうちの1つですので、朝の時間や夕食のあと、就寝前などパートナーと話す時間を積極的に作っていくと良いですね。喧嘩をしているときなどを除いて、女性に甘えられて悪い気になる男性はほとんどいないので、タイミングを見計らって男性に甘えていきましょう。
疲れを癒してあげる
男性が一番疲れているタイミングといえば、仕事から帰ってきたときになるでしょう。朝から夜まで働いて、やっと家に帰ってきたときにはすでに体力を使い果たしてヘトヘトとなっていることも少なくありません。疲れが溜まっているときは誰でも癒やしが欲しいと思うもので、男性は特にそう思う傾向があります。
疲れを癒やしてあげる方法はたくさんありますが、特に効果的な方法といえば男性をねぎらってあげて身の回りのことをしてあげたり、好きな食べ物を使って夕食を作ったり、マッサージをしたりなどがあります。
1日の最後に良いことがあると男性も、「また明日も頑張ろう!」という気持ちになりますし、セックスに対するネガティブな気持ちもなくなります。女性のちょっとした気遣いが大切になりますので、意識して行っていきましょう。
おしゃれな下着やセックストイでアピール
お風呂から上がったあとに、普段は着ないようなおしゃれな下着を身に着けてみたり、セックストイを見せたりするといったことも、「セックスをしたい」といったアピールになります。特に男性は、いつも見ないような下着を身に着けている女性を見ると興奮しやすく、セックスをする雰囲気になりやすいです。女性は自分からアピールしているので恥ずかしさがあるかもしれませんが、時には大胆に行動することも大切です。
また、今までセックストイを使ったことがないカップルであれば、ばれないように購入しておいて、良い雰囲気になったときに使用を促すのも1つの方法です。男性にセックストイの使用経験がなければ、使ってみたいという気持ちが湧き起こってセックスへと発展することもあります。まずは手軽に使用できるローターなどを購入して、男性の好奇心をくすぐってみるのもいいでしょう。
子供とは別の部屋に
夫婦で子供がいる場合、どうしても夫婦と子供の部屋が一緒になってしまいますよね。子供と同じ部屋だとセックスをしているときに子供が起きてしまい、見られてしまうことが懸念されます。
そういった状況だと、セックスをする気になれないという男性も多いです。万が一のことがあり子供に見られてしまってはいけないので、部屋を別にするという方法もあります。子供が小さいときは完全に寝ついてから部屋を移動してのセックスがいいですが、ある程度大きくなったら部屋を別室にしておくことで、セックスの雰囲気になったときにすぐに始めやすいので大変おすすめです。
女性が原因の場合
女性がセックスレスを感じているときは、男性が努力して原因を解決する必要があります。男性と違って女性は普段のコミュニケーションや雰囲気を重視する傾向があるため、少し面倒に感じてしまう男性もいることでしょう。しかし普段の積み重ねが大きな成果を生み出すので、面倒と感じずに少しずつでいいので原因を解決していきましょう。
また、いつも行かないような場所にデートに行ったり、プレゼントを贈ったりするといったことも大変効果的です。こういったことを意識しつつ、以下の事柄をチェックしてみてください。
会話をする
セックスレスになっているときは、コミュニケーションが減っているときでもあります。今日あった出来事や、週末の予定に関することなどどんな話題でもいいので、パートナーの女性と話す機会を多く設けましょう。女性は男性との会話が減ってくると些細なことでも不満が溜まるようになってしまいます。
また、小さな子供がいるのであれば、1日育児をして子供の相手をしているので、きちんと話すことができるのはパートナーである男性だけになります。「疲れているから」「時間がないから」「自分の時間が欲しいから」といって、家に帰っても女性とほとんど会話せずにいると、女性はなんのために自分がいるのかわからなくなってしまい、それがセックスレスにもつながってしまいます。
仕事の日は会話できるのが朝と夜だけになってしまいますが、限られた時間の中でも時を作って会話することを意識し、休日は家族との時間と自分の時間を作れるようにスケジュール管理をするのもいいでしょう。
少しの会話でも女性は嬉しいので、毎日意識してコミュニケーションを取るようにしてみるとセックスレスが解消されるかもしれません。
プレゼントをする
セックスレスの解消には女性にプレゼントを贈るという方法も効果的です。とはいえいつどのタイミングでプレゼントを渡しても良いというのではなく、効果的な渡し方があります。女性は男性からプレゼントをもらって嫌な気持ちになることはないので、渡されたタイミングやシチュエーションやタイミングが重要になってきます。渡すタイミングとして最適なのはデートのときか、何かの記念日の仕事から帰宅したあとになります。
デートのときであれば夜景を見ているときやディナーのときなど、普段あまり行かない場所に行ってプレゼントを渡されると、付き合った当初のデートを思い出すきっかけにもなります。
非日常的な空間は普段のストレスや悩み事を忘れさせてくれるので、気分が高揚してセックスに誘っても女性も乗ってきてくれることが多く、それを機にセックスレスが解消されることがあります。記念日に仕事から帰宅したときにプレゼントを渡すと、いい雰囲気になって寝るときにはセックスをする流れになることも期待できるので大変おすすめです。
また、プレゼントは女性の欲しいものを渡すことができればさらに良いのですが、そのためには日常会話を増やして、女性が欲しいものを予めリサーチしておく必要があります。効果的にプレゼントを贈るためにもコミュニケーションを頻繁に行い、女性が感極まるようなタイミングで渡せるように意識してみましょう。
タイミングを図る
女性は、「今このタイミングでセックスをしたくない」ということがあります。気分やその日の体調にもよるのですが、タイミングが悪くセックスの誘いを断ることもあり、それ以降男性がセックスに誘いづらくなってしまいセックスレスになることがあります。そのタイミングというのは、仕事や育児が忙しく早く寝たいというときや生理前で情緒が不安定なとき、険悪なムードになっているときなどが多く挙げられます。
男性は視覚と物理的な刺激で興奮するのですが、女性はその場の雰囲気や気持ちも大切で、気分が乗っていないときに男性からセックスに誘われても断ってしまいます。このようなことが続いてしまうとお互いに気まずくなってしまってセックスレスに陥ることがよくあります。女性の心情を考えて、その場の空気を読むことで断られるという状況をある程度は回避できますので、男性はタイミングを図ってセックスに誘うようにしましょう。
スキンシップをする
男性が原因のときでもスキンシップを増やすことは有効でしたが、女性が原因の場合もスキンシップを増やすことが有効になります。今までの生活を振り返ってみて、パートナーとの会話はどれくらいなのかを考えて、少ないようであれば会話を増やすよう意識してみてください。
また、2人でいるときに不意に手をつないだり、肩に手を回したりするのも効果的です。普段されていないことをされると女性はドキッとしてしまい、気分が高揚していきます。夜に気分が高揚するとセックスをしたくなる人もいるので、スキンシップを積極的に行ってみてはいかがでしょうか。
丁寧に扱う
付き合いが長い夫婦やカップルになると、女性の扱いが少し雑になってしまうことがあるかと思いますが、女性はいくつになっても特別扱いをされたいと思うものです。あまり話を聞かなくなってしまったり、気遣いをしていなかったりなどは女性の不満となって残ってしまいます。そのようなことが積み重なると、男性とはセックスをしたくないと思ってしまい、結果的にセックスレスになってしまう原因にもなります。
しかし、女性が原因で扱いが雑になってしまっていることもありますよね。例えば家事を全くしなくなったり、男性が仕事に行っている間に遊び呆けていたりなど、「これはちょっと……」と思うようなことがあるかもしれません。そういったことが続いていれば、女性の扱いが雑になってしまうのも仕方ありません。
不満を抑え込んでしまうと自身のストレスとなってしまうので、改善してほしいところはきちんと話して改善してもらうようにしましょう。
避妊をする
女性がセックスをしたくない原因として、男性が避妊をしてくれないからといったことがあります。子供を望んでいる夫婦なら避妊をしなくても大丈夫ですが、子供を望んでいないのであれば、避妊をしなければ妊娠してしまう確率が高くなります。
男性は避妊をしない方がセックスのときの快感が大きいので、多くの人が避妊をせずにセックスをしたがりますが、女性は身体の負担や妊娠したときのことを考えると避妊しない人とはセックスをしたくないと思ってしまいます。
避妊をしないセックスをしたい場合は女性にピルを飲んでもらうという方法がありますが、相手とよく話し合う必要がありますし、男性の「避妊をしないセックスがしたい」という欲望だけを押し付けるのは推奨できません。女性の身体や金銭的な負担を考慮して、お互いが納得できるのであれば考えてみてもいいでしょう。
セックスレスは気持ち次第で解消できる!
セックスレスは男性と女性どちらかが原因になっている場合と、両方が原因となっている場合があります。必ず原因となっていることがあるので、それを把握して改善していくことでセックスレスは解消できます。
ストレスが原因となっている場合は根本的な問題が解決しないと性欲も戻らないので、環境を整えていくことも重要になってきます。また、付き合いが長くなるとどうしても容姿の面で手を抜きがちになってしまいますが、男性も女性もいつまでもパートナーには格好良く・綺麗でいてほしいと思いますよね。付き合った当初を思い出して自分磨きをするのも方法の1つです。
また、原因がわかってもそれを解決しようとしない限り、セックスレスの解消は期待できません。相手に原因がある場合はストレートに伝えるのではなく、自分も頑張るから一緒に改善していきたいというスタンスで伝えると、パートナーに不快感を与えることなく一緒に頑張っていけるかもしれません。
まとめ
今回はセックスレスの原因と解消法について、詳しく解説していきました。とてもデリケートな問題なので、身近な人にも相談できずに悩んでいる人が多いことでしょう。
付き合いが長くなるとセックスの頻度はどのカップルでも少なくなっていくものですが、性欲がなかったり相手に魅力を感じなかったりということが原因であれば、気持ちが滅入ってしまいますよね。
まずは相手か自分かどちらに原因があるのかを把握し、次はその原因を解決できるように努めていきましょう。