セックスでは男性が女性に愛撫をする方法として「クンニ」がありますが、舐められることに抵抗がある女性は多いのではないでしょうか。女性が男性にするフェラチオは何も思わずにできるのに、いざ自分にクンニされそうになると恥ずかしさから断ってしまうということも少なくありません。
クンニは恥ずかしさを捨てて自分を開放することで、とても気持ち良さを感じられる行為なのでしてもらわないというのは少しもったいない気もしてしまいます。
クンニをしたいと思う男性の心理を把握して、事前に準備をすることで恥ずかしさはかなり軽減されますので、対処法と合わせて見ていきましょう。
目次
どうしてクンニが恥ずかしいのか
「男性のペニスは舐められるのに、自分のアソコを舐められるのは恥ずかしくて頼めない……」と思っている人は実はかなり多いです。ペニスは外側に突出しているため尿や尿道球腺液(一般的に我慢汁と呼ばれている液体)以外は濡れることはなく、基本的には乾燥した状態でいます。しかし女性のアソコは尿や愛液、おりものなどで常に潤いがある状態でにおいも気になりやすいです。また、フェラチオはしてほしいけどクンニはあまりしないといった男性も多く、女性がクンニをされ慣れていないということも原因の1つです。
女性がクンニをされるのが恥ずかしい理由として、以下の3つがよく挙げられます。
アソコの形や色に自信がない
女性がクンニをされることに抵抗がある理由の1つは、アソコの形や色に自信が無いことが挙げられます。女性器は人によって形や色が大きく異なる場所が、入り口にある大陰唇と小陰唇というビラビラしたひだのようなところです。ここは人によってピンク色をしていたり黒っぽくなっていたりするほか、ひだが大きい人もいればほとんど無いような人もいます。セックスの経験が多い人ほど色が黒くなって大陰唇や小陰唇が大きくなるといったことも言われていますが、摩擦によって黒ずみが起きやすいことからそのように言われています。
しかしセックスの経験が多くても大陰唇や小陰唇が未発達で小さい人もいますし、あまり経験が無いにも関わらず発達していて大きい人もいます。男性器であるペニスがセックスの経験に関わらず大きさや長さ・太さの違いがあるように、女性器も人によって色や形はバラバラなので、そこを恥ずかしいと思う必要はありません。普段自分で確認しにくい場所でもあり気にある部位ではありますが、「私のアソコの形はおかしいのでは……」と悩む必要はないので安心してくださいね。
匂いが気になる
下半身のにおいが気になる人も多いですが、自分のアソコのにおいをダイレクトに嗅いだことのある人はまずいないでしょう。愛液やおりものなどは指について嗅いだことはあるかもしれませんが、アソコに顔を近づけてにおいを嗅げるのはパートナーのみなので、「においがあったらどうしよう……」と悩んでいる女性が多いです。突出した形のペニスとは違い、女性器は中に埋もれた構造をしているので、においが充満しやすくもなっています。
愛液は無味無臭であることがほとんどですが、おりものはツンとしたにおいがすることがありますし、シャワーを浴びていないときだと尿のアンモニア臭などがしてしまい、いいにおいとはいえませんよね。
しかしにおいが気になるからといってクンニを断り続けていては、男性の気持ちも萎えてしまいますし女性も責任を感じてしまいます。アソコのにおいは毎日のケアである程度改善することが可能ですので、後の事前準備の章で詳しくご説明していきます。
なんとなく抵抗がある
「クンニをしてもらうことは嫌ではないけれど、なんとなく抵抗がある……」という人は、どういった理由で抵抗があるのかを把握する必要があります。男性にアソコを見られる恥ずかしさなのか、他に原因があるのかわからないと前に進むことができません。
特に原因の心当たりがないのに抵抗があるという人は、男性の顔が下半身にあるということの違和感が原因かもしれません。普段クンニをされ慣れていない女性は男性の顔が自分の下半身にあると違和感が大きく、いつもは考えないようなことまで考えてしまいます。日常的にケアをしているにも関わらず、「アソコのにおいは大丈夫かな…」「アンダーヘアはちゃんと処理できているかな……」など、一度気になってしまうとなかなかセックスに集中できなくなってしまうこともあります。抵抗感をなくすためにも普段から男性にクンニをしてもらうようにしたり、日常的にアソコのケアをしたりなどを習慣づけるように心がけましょう。
クンニをする男性心理
アソコを舐められることに抵抗感がある女性が多いですが、なぜ男性がクンニをしたがるのかは考えたことはありますか?「パートナーがクンニをさせて欲しいと言っているが、なかなか勇気が出ない…」と思っている女性も多いでしょう。しかし、男性がなぜクンニをしたいのかという心理を理解すると、女性の抵抗感も少しは和らぐことと思います。大好きなパートナーのためを思ってのことだったり、愛情表現だったりすることがほとんどですので、できる限り男性の「クンニをしたい」という要望は叶えてあげたいものですね。
ここでは、男性が女性にクンニをしたいと思う心理や理由についてご紹介していきます。彼の気持ちを理解することで舐められることに対するハードルが下がって、今後のセックスがより良いものに変化していくことでしょう。
パートナーに喜んでほしい(愛情表現)
男性が女性に対してクンニをしたいというときでよく挙げられる理由の1つが、女性に喜んでもらいたいという気持ちからくる愛情表現であることです。セックスは挿入をしても気持ち良さを得られない女性も多く、男性だけが射精して終わるということも少なくありません。そうなると女性は不完全燃焼になってしまって、不満を抱くこともあるでしょう。しかしクンニは、女性が感じやすいクリトリスを舌で刺激するので、挿入で感じられない人でも気持ち良くなることができます。
また普段舐められることが無い女性は、新たな性感帯を開発することにもつながります。クリトリスを指で刺激されるのと、舌で刺激されるのとでは感覚がかなり違ってきます。舌は柔らかくて温かいので独特の気持ち良さを得ることができますし、男性の舌を動かす速さによっては断続的に快感を得ることも可能です。女性を気持ち良くさせることができる行為なので、男性の愛情表現だということを理解しておきましょう。
パートナーにオーガズムを感じて欲しい
セックス中にオーガズムを感じるときといえば、クリトリスやGスポットを指で刺激されているときと、挿入している最中かと思いますが、実はクリトリス以外で快感を得ることができる女性はとても少ない割合となっています。オナニーをするときでも、クリトリスの刺激ではイクことができるのに、膣内では快感を得ることができないという人はセックスで気持ちよさを感じることが少なくなってしまいます。それを男性が理解している場合なら、パートナーにオーガズムを感じてほしいと思ってとる行動がクンニになります。
クリトリスでの刺激は比較的誰でもオーガズムに達することができるので、クンニをしてもらうとクリトリスでのオーガズムを感じることができます。男性も、自分だけが絶頂に達している申し訳なさを感じているのであれば、女性にもオーガズムに達してほしいと思いますよね。この場合は男性の優しさでもあるので、素直に受け入れてみるといいでしょう。
彼女の反応が可愛いので見たい
男性がクンニをしたい理由として、彼女の反応が見たいといったこともあげられます。男性は視覚的にも興奮を得たいと思うもので、自身も興奮することができますし、彼女の可愛い反応を見ることでまた愛情が強くもなっていきます。このときに可愛く見えるように反応することで場の雰囲気をさらに盛り上げていくことができるので、合間に小技を挟んでいくのもいいでしょう。
クンニをされるときはいきなり舐められることは少ないかと思いますので、男性の顔が太ももや腰付近にきたときに少し恥ずかしがるように足を閉じてみたり、吐息を漏らしたりしてみると男性の興奮が増していきます。また、クンニされているときは恥ずかしいながらも気持ち良さを感じているといったことを表すために、少し足を閉じ気味にしながら時折喘ぎ声が漏れ出すということをしてみてください。
匂いが好き
また、クンニがしたいと思っている男性の中でも、女性のアソコのにおいが好きといった人もいます。これは性癖によって変わってくるので、クンニをしたいと言っている男性全員に当てはまるものではありませんが、女性特有のフェロモンが出る場所でもありますので、においが好きな人がいてもおかしいことではありません。
体調や食べたものによってにおいは変わってきますが、弱酸性のために多くの場合が少し酸っぱいにおいがしてきます。分泌される量に比例してにおいも変化しますので、男性の好みによってはにおいが強ければ強いほど良いという人もいます。女性からするとアソコのにおいを嗅がれるのはかなり抵抗があるかと思いますが、ただにおいが嗅ぎたいだけではなく、女性の身体から発するフェロモンが一番出る場所でもありますので、このフェロモンによって惹かれている可能性もあります。抵抗はあるかと思いますが男性が好んでいるようならケアをしつつ、ありのままでセックスをするようにしてみてもいいですね。
焦らしたい
クンニは主にクリトリスや膣への愛撫で、舌先で舐められると突き抜けるような快感があります。特にクリトリスは外イキをするときに過敏に反応するところでもありますので、男性からすると女性を攻めやすい部位でもあります。外イキは断続的な刺激が与えられるとオーガズムに達することができるので、舌で舐め続けるとイクことができます。しかしイク寸前で舐めるのをやめると、女性はオーガズム直前で止められるのでとてももどかしい気持ちになり、我慢できずに男性に懇願してしまうでしょう。男性のなかにはこれを狙ってクンニをしたいという人もいて、焦らして女性が我慢できなくなっているところを見たいということが目的です。
さらに一度外イキをしたあとは、挿入して欲しい気持ちになりますので、ここで男性が挿入してくれないとこの場面でも焦らされることになります。焦らしたいというのはS気質な男性によく見られる行動で、女性を自分の思うようにコントロールしたいという欲求の現れです。
M気がある
焦らしたいときとは逆に、M気質な男性もクンニを好む傾向にあります。これは女性の下半身に顔を近づけることにより物理的に下の方に位置しますので、女性に命令された上で行っている擬似的な「支配されている」感覚になりたい人が該当します。男性のことを今までMとは思っていなかった女性にすれば大変驚くことかもしれませんが、相手の性癖を受け入れることでさらに快感を得ることができるでしょう。
このような男性はクンニをしているときに、女性が髪の毛を少し強めに引っ張ったりアソコに顔を押し付けさせたりといった、少々強引なことをすると喜んでくれることがあります。もちろん相手の反応を伺いながらにはなりますが、パートナーがどのようなタイプなのかを見極めることで、性癖が徐々に明らかになっていくでしょう。
クンニが恥ずかしい時の対処法
「男性のペニスを舐めることはあっても、自身のアソコを舐められるのはどうしても恥ずかしい!」という女性についてですが、男性も舐めたいと思ってしている行動なので恥ずかしいと思うのはもったいないですが、どうしても抵抗がある人はいるかと思います。
恥ずかしいからといってずっと断り続けることもできなくなると、最悪の場合は性の不一致で別れに発展してしまうこともあるかもしれません。なるべくそういったことは避けたいので、どうしても恥ずかしい場合はパートナーに、以下のことをしてもらえないか相談をしてみましょう。男性も女性の気持ちを汲んで対処をしてくれると思いますので、お互いが譲れるポイントを作っていくといいでしょう。
照明を落とす
クンニをしてもらうことが恥ずかしいと思っている多くの女性が、「アソコをみられるのが嫌だから」という理由であることが多いです。形や色、アンダーヘアなどできればあまり見ないでセックスを進めてほしいと思うものです。そこでお互いが譲れるポイントの提案として、照明を落とすという方法があります。電気を消すことで視界が悪くなり、アソコや表情などが見えにくくなります。アソコを見られたくない女性にとってはとても良い方法ですが、女性の身体や表情をすべて見たいと思っている男性からすると、ほとんど見えなくなってしまうので少し残念な気持ちになってしまいます。
お互いが話し合った上で、どうしても恥ずかしいということを伝えて、照明を完全に落とすのか薄っすら見える状態にするのかなどを決めていくことをおすすめします。
毛布などを被ってもらう
照明を落とすほかにも、女性の腰から下に毛布やタオルケットをかけてその中でしてもらうという方法もあります。照明を消すと視界がとても悪くなり、愛撫をしているときや挿入中も表情を伺うことができなくなります。男性は物理的な刺激の他にも視覚的に興奮することができなければ絶頂を感じにくい人もいますので、照明は落とさない代わりにクンニをするときだけは毛布などを被ってもらい、視界をあえて悪くした状態で行ってもらうといいでしょう。
デメリットとしては、毛布を被って中でクンニを行うと熱がこもるため、男性が暑くなってしまいます。また、酸素を取り込みにくくもなるので、長時間毛布の中に潜ってクンニを行うことも難しくなります。できるだけ短時間で済ませるようにするなどの工夫が必要になってきますので、パートナーとよく相談した上で行いましょう。
気持ち良いクンニをしてもらうための事前準備
クンニは女性にとって愛されているといった幸せを感じる行為でもあり、気持ち良さもかなり大きいものになります。最初は抵抗があった人でも、してもらうとあまりの気持ち良さに「クンニがないセックスはしたくない!」と思う人もいるほどです。それほどの気持ち良さを与えてくれるクンニですが、恥ずかしさをなくすためにあらかじめ事前準備をしておくと何も気にすることなく、自分を開放して快感に没頭することができるでしょう。
ここでは気持ち良いクンニをしてもらうための、事前にしておくといい準備について解説していきます。舐められるのは恥ずかしいと思っている人の多くは、準備ができていないことによるコンプレックスですので、いつでもセックスをする雰囲気になってもいいように、以下の事柄について毎日チェックしておきましょう。
アンダーヘアの処理
クンニが恥ずかしいと思う原因の1つとして、アンダーヘアがあるのではないでしょうか。男性も女性もアンダーヘアは生えていますが、毛量の多さや生えている範囲については個人差があります。男性は女性のアンダーヘアが未処理だったり、自分よりも濃いとわかったりすると萎えてしまうという人もいますので、アンダーヘアの処理は最低限しておいたほうがいいでしょう。
処理方法として一番多用されているのが、カミソリによる剃毛です。気軽に処理できるのがメリットですが、毛の断面が鋭利になるために男性がクンニをしたときに、チクチクして痛いということも……。なるべく毛根ギリギリまで剃るか、ハサミなどで量を少なくするといった方法をおすすめします。
また、他にも脱毛やブラジリアンワックスなどがあります。脱毛は生えてこなくなればつるつるの肌になって、クンニをしてもらうときにも支障はありません。ですが費用と期間がかかってしまいますので、直近のセックスでアンダーヘアを処理したいときには向いていません。ブラジリアンワックスは、ワックスを陰部に塗って乾いたら一気に剥がしてアンダーヘアを処理するという方法ですが、剥がすときにとてつもない痛みを感じるため、日常的に行っている人は少ないです。
自分に合った処理方法で、普段からアンダーヘアのお手入れをしておくと慌てることが無いので、いざというときの恥ずかしさも軽減されることでしょう。
必ず入浴してから
アソコのにおいが気になる人は、セックスの前に事前に入浴してから行為に及ぶと良いでしょう。汗をかいたら身体も汗のにおいがしますし、アソコも蒸れてしまってさらににおいがきつくなります。また、1日過ごしたあとで夜にセックスをするとなると、陰部にも汚れが溜まっていますし、尿のにおいも残っています。入浴してからのセックスだと綺麗に洗浄したあとになりますので、においも気になりません。特に入念に洗っておきたい場所は汗をかきやすい首筋と両脇、胸の下と陰部です。陰部は膣の入り口や小陰唇のヒダに汚れが溜まりやすいので、石鹸などを使って優しく洗い流すようにしてください。
セックス前の入浴はシャワーを浴びるだけで結構ですので、髪や身体全体は洗わなくても大丈夫です。アンダーヘア処理などは事前に行っておき、セックス直前のシャワーは身体のにおいが気になる部分を集中して洗うだけにしましょう。
洗い流し過ぎはNG!
においが気になっている女性は、シャワーの際に石鹸を使って念入りに洗うのですが、洗い流し過ぎも身体にとって良くありません。特に陰部のにおいが気になるからといって石鹸で膣内まで洗ってしまうと、常在菌という人間に必ず存在している良い菌も死んでしまいます。常在菌が少なくなると悪玉菌が増えやすい環境になるので、逆ににおいが強くなってしまうこともあります。洗い過ぎもよくないので、膣の入り口を洗うのみで膣内まで洗わないなど、適切な洗い方をするように意識していきましょう。
匂いには専用石鹸も効果的
どうしてもにおいが気になってしまう人は、過剰に洗ってしまいがちです。市販のボディーソープや石鹸は洗浄力が強く、肌表面の潤いや常在菌なども奪ってしまうために、あまりおすすめではありません。ですが綺麗に保つためには、水洗いでは不十分なところがあるのも事実です。そういったときは、インターネットで販売されている陰部洗浄を目的とした専用の石鹸が効果的です。
専用の石鹸は洗浄力もきつすぎず、臭いの原因となるものだけを綺麗に洗い流してくれます。ドラッグストアや雑貨屋では売っていないことが多いので、ネットで購入するといいでしょう。
セックス前は匂いのキツい食材に気を付ける
におい対策の1つとして、セックスの前はにおいのきつい食材は避けるのが無難です。においがきつい食材といえばにんにくやネギ類、香辛料などがありますが、日常的にこれらを多量に食べていると体臭がひどくなったり、口臭の原因になったりするほか愛液にも影響してきます。
普段からこれらの食材は口にしないように注意するか、食べる頻度を少なくするように心がけるといいでしょう。また、セックスの直前だと一番影響してくるのが口臭です。キスや愛撫のときに口が臭うとせっかく燃え上がった男性の気持ちが落ちてしまうこともあります。そうならないためにも、普段の食生活の中でにおいがきつい食材をたくさん食べないように気をつけてくださいね。
まとめ:恥ずかしさを解消してクンニで最高に感じよう!
今回はクンニがしたいと思う男性の心理と恥ずかしいときの対処法、クンニで気持ちよくなるための事前準備をご紹介しました。
男性がクンニをしたいと思うのは女性のためを思ってのことが多く、愛情表現の1つでもあります。フェラチオはしていても、舐められることに抵抗があるという人はとても多いです。普段自分で見るのが難しい部位でもあるので、準備をしておかないとにおいやアンダーヘアなど気になることがたくさんあるかと思います。
日常的にケアをしておくといざというときに困りませんし、恥ずかしさもある程度は軽減できることでしょう。
事前の準備をしっかりと行って、最高に気持いいと感じるクンニをしてもらいましょう!