女性にとってセックスとは、美と快感を与えてくれる素晴らしいものです。男性と女性ともに行う共同作業で本来の目的は子供をつくるための行為ですが、パートナーとのスキンシップや愛情表現という大切な意味合いもあります。
また、セックスをすることで女性本来がもつ美しさがさらに引き出されるため、自分磨きに欠かせない行為となっています。
今回はセックスについてと、オーガズムについて詳しく解説していきます。
目次
イク?オーガズムって難しい?
セックスというと『イクこと』とセットにされることが多いです。イクとは感覚的な言葉になるのですが、正しくは『オーガズム』といわれています。
アダルト動画などではイクことは当たり前の表現になっていて、セックスをすると誰もが必ずイクという誤った認識が広まっているのも事実です。女性が必ずイクという認識をしているのは男性が大半で、実際には毎回オーガズムに達する女性は少数派で、男性のプライドを傷つけないためにもイク演技をする女性が大部分を占めています。
最初からオーガズムに達することができる女性はほんのわずかですが、コツをつかんで経験を積めば誰でもイクことが可能です。
オーガズムとは?
アダルト要素のある動画サイトや漫画などは、女性が快感によってイク場面が必ずと言っていいほど含まれていますが、それはイクところを見ることによって興奮を覚える男性や女性をターゲットとしているためです。
まだオーガズムを経験したことのない人にとって、オーガズムとはどのようなものかわからないかと思いますが、一般的にはオーガズムは『性的絶頂感』と言われていて、急速な性的快感による解放と直後の筋弛緩を意味します。
つまりセックスによる快感が継続的にあり、その快感がMaxに達した状態のことを指し、いったあとは筋肉が緩むために脱力してしまうのです。
アダルト動画などでは過剰な演技や少し誇張したような表現の場合もありますが、性的絶頂といわれているだけあり、実際に体験した人はいかずにはいられなくなるぐらい強い快感を得ることができます。
女性と男性のオーガズムの違い
男性と女性のオーガズムの違いについてですが、わかりやすい男性から説明していきましょう。
男性のオーガズムはいわゆる射精のことで、性的興奮によって射精し快感が一番強くなります。基本的には射精した後には不応期という時間があり(賢者タイムという名前で馴染みがあるかと思います)、一度射精をするとしばらくはイクことができなくなってしまいます。これは性的な気持ちや興奮が無くなってしまうことの他にも、精液が精巣から送られてくるまでに時間がかかることが大きな要因です。
続いて女性のオーガズムについてですが、女性は男性と違いオーガズムがはるかに長い時間持続し、一度いったあとでもさらに性的快感を得ることができれば何回でもイクことができます。
男性は射精をする直前から射精後までが性的絶頂の時間でおよそ5~10秒なのに対し、女性は20秒前後と圧倒的な時間の長さが特徴的です。
また、女性は肉体に刺激が与え続けられる場合に限り、回数に制限なくオーガズムに達することが可能で、実質的な終わりはありません。
男性は精液が出るといったわかりやすいオーガズムに達した指標がありますが、女性はオーガズムに達したかどうか判断できるのは、目視での反応や膣の収縮などになります。男性は女性がオーガズムに達したかどうかは女性の反応を見て判断していますので、イク演技をする女性が多いのもこのことが理由になります。
女性のオーガズムに必要なものって?
男性は性的興奮と外的刺激があればオーガズムに達することが可能ですが、女性はそれだけでは不十分です。性的興奮と肉体への刺激も必要ですが、経験や自身の身体を開発することも必要になってきます。
まだセックスの経験があまりない人が最初からいきなりオーガズムに達することはとても難しく、ほとんどはいかずに終わるか男性のために演技をしている人は多いかと思います。
オーガズムに達するためにはある程度のセックスの経験が必要で、自身の身体を開発していくことも重要になります。開発するためにはパートナーとのセックスのほかにも、マスターベーションといわれる1人エッチやオナニーが最適です。オナニーでは主に指を使うことが多いですが、ここでアダルトグッズを用いると指以上の長さや振動があるので、気持ち良いポイントなどを知ることができます。
また、セックスであまり快感を得たことが無い人は、アダルトグッズをパートナーに使ってもらうことで、気持ち良いポイントを伝えやすくなるといったメリットもあります。
「回数を重ねても気持ち良いところがわからない……」という人はセックスやオナニーでも積極的にアダルトグッズを使うといいでしょう。
オーガズムを体験したことがある女性はどれくらい?
2006年に行われた26か国を対象とした調査『Sexual Wellbeing Global Survey』(3)では、セックスやオナニーで実際にオーガズムを体験した女性は51%で、約半数の人がオーガズムに達したことが無いと回答しています。
『セックスの時に毎回オーガズムを感じる』という質問事項に対し、日本は約11%の人がセックスで毎回オーガズムに達するという結果になりました。世界平均が約32%なのに対し、日本は100人いれば89人がセックスの時にオーガズムを感じていないということになります。
この調査結果から見てもわかるように、性的に興奮して刺激が与えられてもいけない女性は多く存在します。
「いったことが無いのは私だけ」と感じる必要はなく、むしろほとんどの人がセックスのたびにオーガズムを感じているわけではありません。
女性がオーガズムを体験するには経験が必須
セックスの経験があまりない人は、相手にされるままに受け入れていて自分が本当に気持ち良いポイントを伝えることができていないか、あるいは気持ち良い場所が把握できていないことが多いです。
パートナーとのセックスでは経験を積むことで自分の感じる場所を知ることができ、男性も女性が本当に感じているかどうかを見極めやすくなります。
セックスは男性が射精の快楽を得るために自分本位になってしまうことが多いですが、女性は気持ちの高まりから始まり外的刺激を受けてオーガズムを感じるため、男性よりもイクまでに時間がかかります。そのため男性が先にいってしまうと女性は不完全燃焼に終わってしまい、険悪な雰囲気になることも少なくありません。女性は気持ち良い場所を把握して相手に伝え、男性は女性をよく観察して自分本位な行為にならないように注意しましょう。
また、セックス以外にオナニーでも自分の身体を開発していくことも可能です。主に自分の指を使っての行為になりますが、ゆっくりと時間をかけて気持ち良い場所を探っていきましょう。
アダルトグッズを使うことで指では届きにくい膣の奥や、振動を使ってクリトリスを激しく刺激することもできます。アダルトグッズを使うことに抵抗があるという人は少なくありませんが、最近ではとても可愛らしいものや見た目ではアダルトグッズと判断しづらいものまで幅広く展開されています。指では物足りない人や感じにくい人はぜひ使ってみてください。
オーガズムのテクニックって何?
女性がセックスでオーガズムに達するためには経験と開発が必要だとお話ししましたが、ある程度のコツをつかむことでいきやすくすることができます。
経験があまりなく感じるポイントも開発できていないとオーガズムに達することができずに、罪悪感をもつこともあるかもしれません。
「セックスやオナニーで感じることができない」という人はテクニック不足が疑われるので、コツをつかむことを目標としてみましょう。
オーガズムとエクスタシー
オーガズムとともに聞くことの多いエクスタシーですが、それぞれの違いについて知っている人は少ないのではないでしょうか。
オーガズムは、生理学的・医学的には男女ともに生殖器周辺の筋肉の素早くリズミカルで強力な収縮、および心拍数・呼吸数・血圧の増大や瞳孔の拡散、
などと定義されておりエクスタシーは
快感が最高潮に達して無我夢中の状態になることとされています。
オーガズムは肉体が性的刺激によって快感の絶頂に達することを指し、世間的なセックスでイクといわれているのはこちらの意味合いの方が強いです。
エクスタシーは精神的な絶頂に達することを指し、セックス以外でも心が興奮状態に陥ればエクスタシーを感じることがあるようです。どちらかというと1人で行うオナニーよりもパートナーと行うセックスの方が興奮するという人が多く、このオーガズムとエクスタシーをともに感じることで我を忘れるような快楽を得ることができます。
オーガズムとエクスタシーが同時におとずれる気持ち良さは、羞恥心を忘れて完全に自分を解放するものといわれており、オーガズムだけでも十分すぎるほどの快楽があるのですが、精神的にも満足することでさらなる絶頂が感じられます。
いくためのテクニックとは?
オーガズムを感じるためには性的な外的刺激が必要不可欠です。なかなかイクことができないと悩んでいる人は、イクためのテクニックを身につけましょう。
いきやすくするためのテクニックとして、複数個所を同時に攻めてもらうということがあります。
性感帯と呼ばれる感じやすい場所(主に性器や乳首等)を自分で把握して、その場所を相手に同時に攻めてもらうことでいける確率が高くなります。また、焦らされることも効果的です。焦らされることによって快感がどんどん高まっていき、最後には大きくなった風船が破裂するかのようなとてつもない快感を得ることができます。
言葉攻めをしてもらうのも有効で、複数個所を同時に攻められながら言葉攻めをしてもらうとイクという女性はかなり多いです。
また、両足に力を入れることで快感を逃さずに集中することができるため、いきやすくなるという人もいます。しかし、オナニーではこの方法はやりやすいので簡単にいくことができるのですが、セックスになると両足を伸ばして行うことが難しくなるので、このやり方に慣れてしまうとセックスではいけないという悩みを感じてしまう原因にもなるため、やりすぎには注意が必要です。
オーガズムの種類
女性の身体は全身が性感帯といわれるほど敏感で、セックスの時は胸や耳から首筋にかけてのラインと、太ももや背中などでも感じることができます。
興奮が最高潮に達するとオーガズムを感じますが、イクほどの快感を得ることができるのはやはり性器です。セックスでは主にクリトリスと膣で気持ち良さを感じますが、そのほかにも刺激を感じる部分が複数個所あるので、各部位について詳しく見ていきます。
外イキ
外イキとはクリトリスを刺激してイクことで、多くの女性が体験したことが多いものになります。性器の外側にあり刺激に敏感で触ってわかりやすいことから、外イキは経験済みである女性は半数以上を占めています。
クリトリスは発生学的には男性の陰茎(ペニス)と同じ構造をしていて、興奮すると血液が集中して赤みを帯びて固くなります。
女性が最も簡単に性的な快感を得ることができる部位で、その手軽さからオナニーではクリトリスを使って行う人が多いです。
クリトリスを使った外イキのやり方ですが、ショーツの上からクリトリスを優しく円を描くようにして触ります。しばらく触り続けると興奮してきて気持ち良くなってくるのですが、このままショーツの上で触り続けるよりも、直接触る方がより刺激が強く感じるのでおすすめです。
興奮すると愛液と呼ばれている膣分泌液が溢れてきますが、この愛液とクリトリスを絡めて触ることで滑りが良くなり、さらに刺激を与えやすいです。
一定の刺激を与え続けると呼吸が荒くなり、さらにそのまま続けるとオーガズムに達することができます。
クリトリスで得られるオーガズムは短期的なもので、イク寸前から終わりまでは約5~10秒になります。より長時間気持ち良さを味わうためには複数回行ってオーガズムを繰り返すか、次に説明をする中イキに挑戦してみましょう。
中イキ
クリトリスは刺激に敏感で最も手軽にイクことができますが、中イキは少し難易度が上がり、ある程度の経験を積まないとイクことができません。しかし膣全体に気持ち良さが広がるため、長時間快感を持続させることが可能です。
その中イキをする部位が主にGスポットと呼ばれる、恥骨の真下にある部位で、中指を膣内に挿入した時に第二関節を曲げると触れられる場所の周辺に存在します。
Gスポットはザラザラしていたりツルツルしていたりと、人によって感触は大きく異なります。
この部位は膣内にあるため、愛液が分泌されていないと挿入の際に痛みを伴うので、まずは外イキをして愛液が十分に分泌されてから指を挿入することをおすすめします。
中イキのやり方ですが、中指か人差し指を膣内に第二関節まで挿入します。そのあとに指を恥骨側に軽く曲げて、より敏感に感じる場所を探します。気持ち良いと感じる場所がGスポットなので、その部分を集中的に優しく動かします。恥骨側に指を押し当てるイメージで圧をかけると、お漏らしをしてしまいそうな感覚になる人もいますが、正常な反応で実際に尿が出ることはほとんどありません。
ここを刺激し続けていれば中イキをすることができるのですが、オーガズムに達するまではやはり経験がいるので、いけなくても落ち込む必要はありません。
アダルトグッズを使って刺激しても同様の気持ち良さが得られますが、最初は場所や感覚がつかめないことも多いので、いきなり使うのではなく最初は自分の指で場所などを確かめて快楽を得るようにしましょう。
奥イキ
Gスポットよりもさらに奥にあるポルチオでは、何物にも代えがたいほどの強い快感といわれている奥イキをすることができます。
膣内をさらに奥に進むと子宮の入り口にあるのがポルチオですが、そこに到達するまでの長さは約10センチになります。
日本人男性の勃起時のペニスの長さの平均が約13~14センチなので、ほとんどの場合はポルチオまで到達します。しかし開発されていないポルチオの感度は鈍く、激しくすると痛みを伴います。
ポルチオを開発する場合は、指は長さが足りないと当たらないので、大体の場所を確認するに留めて、本格的に刺激を与えたい時はペニスかアダルトグッズを使うことをおすすめします。
ポルチオ開発のやり方ですが、中まで十分に濡れたことを確認したら奥に当たるまでゆっくりと挿入していきます。
人によって膣内の構造は違い、ポルチオの位置が左右にずれていたりすることもあるので、少し気持ち良さを感じる場所を見つけてください。
はじめは気持ち良さを感じないことがほとんどですので、根気よく続けて少しずつ慣らすと痛みを感じることなく開発が可能です。
誰もが快感を得ることができるクリトリスや、気持ち良さを感じやすいGスポットとは違い、ポルチオは快感を得られるようになるまでにかなりの期間を要します。
焦らずにゆっくりと開発をしていくことで、今までとは比べ物にならないほどの性的快感を味わうことができるでしょう。
一度開発をすれば指やペニスを入れただけでも強い快感を得ることができる部位なので、セックスがより有意義なものに変化することでしょう。
両イキ
両イキとは、クリトリスとGスポットで同時にイクことを指します。クリトリスでイクことができれば、中でイクことができなくてもクリトリスに与えられた刺激によって、オーガズムに達することもできます。
クリトリスでイクことができれば次に中に指を挿入して、Gスポットを探し当ててください。クリトリスの刺激を少し強めに与え続けるといきそうな感覚になり、そのまま続けるとイクことができますが、Gスポットも刺激しているのでクリトリスで行う外イキよりもさらに強い快感を味わうことができます。
クリトリスとGスポットを同時に刺激しているので外イキしているのでは、と思う人もいますが、いきそうになる寸前にクリトリスの刺激をやめて中だけにすると、Gスポットのみでイクことができます。
両イキは外と中の両方を刺激することによってオーガズムに達することができますが、指を中に入れたままクリトリスを刺激するのは手が疲れてしまいます。また、アダルト動画を見ながら刺激をする人もいるので、両手を使うのは難しい場合があります。両イキをしたい時は、クリトリスとGスポットの両方を刺激することができるアダルトグッズを使用するのもいいと思います。
細めのバイブなどを使えばアダルトグッズははじめてという人でも手を出しやすいですし、中に入れたままクリトリスにも刺激を与えることができるので両イキができる可能性が高まります。
連続イキ
連続イキというのは射精によって快感が終了してしまう男性には不可能で、女性にしか体験することができません。
外イキや中イキをしたしばらくあとに何回も繰り返すことが連続イキではなく、絶頂感が続いて『いきっぱなし』の状態になることが連続イキになります。
一度オーガズムを感じてしばらく経ったあとに再び刺激を与えられると、またオーガズムを感じるという女性は割と多いです。しかし連続イキではいったままの状態になるため、どの性感帯を触っても快感が止まることがありません。
連続イキを体験するには自身の身体のコンディションや精神面も多く関わってきます。体調があまり優れないときだったり、リラックスできていなかったりすると連続イキをすることは難しくなってしまいます。
クリトリスでイクことができる女性は多いですが、中でいける人となると極端に少なくなります。ポルチオを刺激するととても強い快感を味わうことができるので連続イキをするには最適ですが、ポルチオもかなり長期間の開発をしないと快感を得ることは難しいです。クリトリスや比較的快感を得やすいGスポットを触り、オーガズムを感じたあとも刺激を与えることをやめずに連続して快感を得ることで、連続イキをすることができるでしょう。
ドライオーガズム
男性が感じるオーガズムの種類として、ドライオーガズムというものがあります。ドライオーガズムとは『射精を伴わないオーガズム』のことで、通常の射精を伴うオーガズムはウェットオーガズムともいわれます。
ウェットオーガズムは射精による絶頂感で、性的快感を得る場所はペニスに限定されますが、ドライオーガズムは全身で感じることができるため、女性のオーガズムに近い状態ともいわれています。
前立腺を刺激することで突き抜けるような気持ちよさを得ることができるのが特徴で、あまりの快感に女性のように声をあげて喘いでしまう男性もいます。
その前立腺のある場所ですが膀胱の真下にあり、一部は直腸越しに確認することができるため、肛門から5センチほど指を入れるだけで前立腺を刺激することができます。
前立腺は精液の一部にもなる前立腺液を分泌している器官で、快感の強さから女性のGスポットともいわれています。
ウェットオーガズムは射精によって快感は無くなりますが、ドライオーガズムは長い人だと1時間以上も持続するといわれていて、その間は女性のように何回でもオーガズムに達することができます。
オーガズムのためのマッサージや愛撫の仕方って?
女性は全身が性感帯といわれるほど身体が敏感ですが、男性と違ってすぐに興奮することはできず、触られても快感を得ることはできません。ゆっくりと優しくマッサージをしたり愛撫をしたり時間をかけて興奮状態になっていきます。
マッサージといっても揉みほぐしを目的としたものではなく、素肌同士の触れ合いという意味合いが強いです。
また、女性がオーガズムに達するためには優しく丁寧な愛撫が必要不可欠です。ここからは女性がオーガズムに達するために必要な愛撫の仕方をご紹介していきます。
クリトリスを刺激
クリトリスの特徴は、性器の外側にあり刺激に敏感な部位のため、他の部位に比べていきやすいということです。しかしデリケートな部分でもあるので、刺激が強すぎると痛みを伴うこともあります。
乾燥していれば摩擦で痛くなってしまうので、まずはショーツの上から触っていき、興奮して濡らしていくことを目指してください。ショーツの上からなら少し爪を立てて鋭い刺激を与えても痛みが出ることは少ないです。
十分に濡れてきたら直接触って刺激を与え続けてください。この時に上下左右に動かしたり、円を描くようにしたりして指を動かすと連続した快感が押し寄せます。刺激を絶えず与えることでしばらくするとむず痒いような感覚になり、そのまま続けるとオーガズムに達することができます。
アダルトグッズを使う場合は振動を与えるローターやバイブがおすすめです。この場合は動かさなくても振動が快感につながりますので、クリトリスに押し当てるようにしてみてください。
クリトリスを刺激する体位
クリトリスを刺激するセックスの体位は正常位がおすすめです。女性が足を開いた状態で男性が股の間に入ってクリトリスを舐めたり、指で刺激したりするとやりやすいです。舐めてもらう時はねっとりと舐めたり、逆に舌を尖らせて上下に早く舐めたりと緩急をつけることでよりいきやすくなります。
その他にも女性が立ったままで男性がしゃがんで下から舐めるという体位もとても快感が強いのでおすすめです。
自分でするときには仰向けに横になって利き手で刺激を与えるといいでしょう。オナニーをするときのメリットは自分の世界に入れることですので、集中するとクリトリスで何回もイクことができます。
女性の身体はオーガズムに達しても何回もイクことができ、クリトリスオナニーは自分で刺激することができるので、最もいきやすい方法となります。
Gスポットを刺激
Gスポットを刺激するときは、存在する場所から考えても指で刺激する方法が気持ち良さを感じやすいです。膣内に挿入するので濡れていないと痛みがあり、指を入れることができません。興奮して濡れた状態か、ロージョンを使って入り口付近をしっかり濡らしてから始めましょう。
爪が伸びてない中指か人差し指をゆっくりと中に挿入していき、第二関節のあたりでお腹側に少し曲げます。すると何かが溢れ出るような(尿がでそうな)感覚のある部位があると思いますが、そこがGスポットになります。
押したり擦ったり、指を出し入れしてみたりするとどんどん高まっていく感じがわかるかと思いますので、そのまま刺激を与え続けるとオーガズムに達することができます。
Gスポットを刺激する体位
Gスポットを刺激できる体位はいくつかあるのですが、その中でも特におすすめなのが正常位とバック(後背位)です。正常位はほぼすべての部位を刺激するのにとても有効で、女性が足を大きく開いているためGスポットを刺激しやすいです。
バックは手の平が下を向くように指を挿入すればGスポットを刺激しつつ力が入りやすいので強めの圧をかけることができます。
中に指を入れっぱなしにしながら指だけを曲げたり伸ばしたりすると毎回必ずGスポットに当たるので、快感がかなり大きくなりいきやすくなります。
オナニーの時はクリトリスの時と同様に、正常位で指を挿入するスタイルが一番オーガズムに達しやすい体位となります。
四つん這いのバックの体位になって、指を挿入するのもオナニーながら後ろから入れられている感覚になりますので、より感度が増す人もいます。
ポルチオを刺激
ポルチオは膣の奥にあり、子宮の入り口となる部位になります。そのため一番長さのある中指かペニス、アダルトグッズで刺激を与えるといいでしょう。
こちらもGスポットと同様に膣内の奥にありますので、十分に濡れたことを確認してから挿入してください。
ポルチオは開発までにかなり時間がかかる部位ですが、その気持ち良さは他の部位の10倍以上といわれています。
挿入する物のおすすめは長さのあるアダルトグッズのバイブやディルド(ペニスを模した張り型)で、出し入れをすることによって強い快感を得ることができます。最初はゆっくりと中に挿入していき、奥に当たっていることを確認したら出し入れをしてください。
いきなり激しく動かすと痛みが出ることがありますので、気持ち良さを感じるようになってから激しく動かすようにしてみましょう。
ポルチオを刺激する体位
膣の一番奥にあるポルチオを刺激できる体位ですが、ペニスで刺激をするときには騎乗位が最も適しています。
女性の身体の重みも加わり、さらに奥まで挿入することができるのでオーガズムに達するまでの時間が早い傾向にあります。
オナニーの時に指やアダルトグッズを使う時は正常位で刺激していきましょう。
振動するバイブであれば奥に入れっぱなしでもポルチオを断続的に刺激することができ、今まで味わったことのないような快感が押し寄せてきます。
床に張り付けるタイプのディルドであればセックスの騎乗位のときと同じ動きができるため、自身の気持ち良い場所にピンポイントで当てることができます。
奥を突くたびに聞いたことのないぐらい大きな喘ぎ声を発する人もいるほど、快感が一番強い部位になります。
パートナーと一緒に69で
セックス醍醐味ともいえる69(シックスナイン)ですが、男性が仰向けになって女性が男性の顔の方に下半身を持っていき、上に覆い被さる体勢のことを指します。
女性はそのままの体勢でフェラ(ペニスを口に含んで舐めること)ができますし、男性は女性の股が顔の目の前にある状態ですので、膣に指を入れたり舐めたりすることができます。
男性は視覚的にとても興奮する体位で、女性は男性を気持ちよくしながら自身も舐められたり指を入れられたりしてもらうことで快感を得ることができます。
フェラも男性が下から腰を動かすことによって、女性は咥えているだけでも相手に快感を与えることができるので、顔を上下に動かすことに疲れてしまっても比較的楽に行えます。
69は視覚的に性的興奮を最高潮にしつつ、お互いが気持ち良くなれる体位ですので積極的に行っていきたいですね。
オナニーでのオーガズムの練習方法
オナニーは自分で気持ち良いところを触ってオーガズムに達する行為ですが、少なからず恥ずかしさをもつ女性は多いと思います。しかし自身の身体や気持ち良いポイントを知るためには欠かせない行為です。
オナニーをすることによって自分が一番気持ち良いと感じる場所を知り、実際にオーガズムを体験することで、セックスのときに相手に気持ち良いところを伝えることができます。
セックスの経験が少ない男性は、女性の感じるポイントを知らない人が大半で、アダルト動画で得た間違った知識で女性に不快感を与えることも少なくありません。
しかし女性がオナニーをして気持ち良いところや、どのようにしてほしかを伝えるだけでセックスの満足度は格段に高くなります。
お互いに満足できるセックスをするためや、オーガズムを感じられる身体になるためにも、オナニーのやり方を学んでいきましょう。
外イキ方法
外イキとは、クリトリスを刺激してイクことを指します。最も簡単にオーガズムを感じることができる方法で、早ければ小学生の頃から外イキを経験している人もいます。短期的な快感で持続性はありませんが、手早く鋭い快感を得ることができます。
短期的なオーガズムでも性的興奮は必要になってくるので、アダルト動画を見たりして興奮度合いを高めていきましょう。
興奮してくるとだんだんと下半身が熱くなり、クリトリスを触りたいという気持ちになってくるので、まずはショーツの上から優しく触ってみてください。気持ち良さを感じてくると愛液が分泌されてくるので、それを使って滑りをよくすることでさらに感度が上がります。ショーツの上から触るのと直接愛液を絡めて触るやり方では感じ方も違い、やはり直接触る方が敏感になります。また、直接触るときは爪が長いと力が入りやすいので、クリトリスを傷付けないように注意してください。
そして指の動かし方についてですが、クリトリスに添うように上下に動かしたり、押さえつけるように左右に動かしたりの他にも、円を描くようにくるくると動かすやり方もあります。どれも気持ち良いのですが、人によって感じやすい動かし方は違ってくるので、様々なやり方を試してみてくださいね。
中イキ方法
中イキはGスポットでオーガズムを感じることを指していて、外イキできる人に比べて中イキできる人は少なくなります。比較的誰でも快感を得ることができるクリトリスとは違い、膣内は感度が鈍いため、Gスポットでいけるようになるためには練習や開発が必要です。中でいけなくても不感症ということはあまりないので、落ち込まずに中でイク練習をしましょう。
そして中イキは外イキができる人の方が圧倒的にいきやすいですので、まずは外イキを練習して、いけるようになったら中イキにチャレンジします。
Gスポットは指を挿入して第二関節でお腹側に曲げたあたりに存在する場所です。クリトリスと違って、形がある組織ではないので若干わかりづらいかもしれません。指が当たる付近で尿が出そうな気持ち良さのある場所を探しましょう。
Gスポットを見つけることができればそのあたりを押したり擦ったりして、気持ち良いと感じる動かし方を見つけてください。Gスポットは指を出し入れするよりも指を曲げて圧を繰り返しかける方が快感を強く感じるという人が多いです。
尿が出そうな感覚になりますが、実際に尿がでることはあまりありません。そのまま刺激を伝えると内側から広がるように快感の波が押し寄せ、外イキよりも長時間持続する中イキをすることができます。
感じやすくなる膣トレ
セックスやオナニーでより感じるようになるためには『膣トレ』が効果的です。膣トレとは、膣やその周りにある骨盤底筋を鍛えることを指し、これを行うことで締まりの良い膣になってより感度が上がります。骨盤底筋は日常生活では鍛えにくいといわれている筋肉で、使わないとどんどん衰えていってしまいます。
初心者でも始めやすい膣トレは、膣の入り口をきゅっと締めて、下腹部に力を入れるトレーニングです。力を入れたまま10秒ほどキープするという流れを繰り返し、慣れてきたらキープする時間を徐々に増やしていってください。実際に指を挿入してみると締まっているのが確認しやすいです。
また、膣トレのための専用のグッズを使って行うこともできます。膣トレ用のグッズは数多く販売されていますが、その中でも多いのが小さなボール状の物で、膣の中に挿入して使う膣トレグッズになります。ボールを入れたままお尻に力を入れて数秒キープしたら力を抜くというのを繰り返していきます。これによって膣内部の圧力が増して、締まる膣へと変化していきます。
また、骨盤底筋を鍛えることで今まで使っていなかったインナーマッスルも鍛えることができるので、下半身痩せにも大きな効果があるそうです。
膣トレをして感度を上げて、パートナーもあなたも感じる最高の膣をつくっていきましょう。
まとめ
今回はセックスとオーガズムについて詳しくご紹介しました。いったことが無い女性で、男性のプライドを傷つけないために演技をしているといった人も多くいます。
男性は性的興奮とペニスに刺激があれば射精をして、オーガズムに達することができます。
しかし女性は性的興奮と刺激だけでは足りず、その場のムードや相手との信頼関係も大きく関わってきます。
女性の身体はとても敏感ですが、オーガズムに達するためにはある程度の経験と開発が必要になってきます。自身の身体の開発をするためにオナニーはとても効果的です。女性はオナニーをすることはとても恥ずかしいことと思いがちですが、パートナーとの関係を良くするためやオーガズムに達するために必要な行為で、言葉にしないだけであって実際は多くの女性が行っています。オーガズムに達することでセックスに対して関心が高まり女性らしさが出るので自分磨きにもなり、活き活きとした生活を送ることもできます。
また、自身で気持ち良いところを把握しオーガズムに達する練習をしておくとお互いに満足のいくセックスをすることができるので、パートナーとの円満な関係を継続しやすいです。
女性でイクことができずに悩んでいる人や、セックスやオナニーについてあまり知らなかった人がこの記事を読んでいるかもしれません。
今回お伝えしたセックスやオーガズムの知識を通じて、皆さんのお役に立つことができれば幸いです。