もちろんそれ以外に乱暴に扱われたり、セックステクニックが足りなかったり、ペニスのサイズや清潔じゃなかったり、爪が伸びていたりと、セックスにおいての不満度にはいろんな理由はあると思います。
しかし女性にとってセックスの不満度が高くなるものは、やはり前戯が短いことでしょう。

どんなに相手のことが好きであっても、前戯が短かいとか手抜きだったりすると途端に機嫌が悪くなったり気分が乗らないとセックスそのものを受け入れてくれなくなったりするものです。
パートナーが女性にとっての前戯の大切さをしっかりと理解すれば、じっくりと時間をかけた前戯がセックスの価値を高めることに気が付いてくれるでしょう。

前戯って必要なもの?

前戯はなぜ必要なのでしょうか。
これは女性の視点から見るととても大きな問題です。
同じ前戯であっても男性の考えているものとは大きく違っていることは、色々な意見からも想像することができるでしょう。
女性にとっての前戯は、セックスそのものというとらえ方ができます。
しかし、男性にとっては邪魔な過程と考えいることも少なくはありません。

・男性の愛を受け入れやすくする
・二人の愛情をしっかりと育む
・身も心もパートナーに委ねたいと思う時間

これが女性の視点からの前戯です。
でも、男性の中には自分勝手なセックスを求める人も多いことも残念ながら事実です。
そういった男性にとっての前戯は、トテモ面倒なもので出来るだけ短くして早く挿入したいという気持ちがあるでしょう。
前戯は挿入に至るための通過点でしかないと感じている人もいるのでそういった男性には、前戯をしっかりとして欲しいと伝えることも大切です。
貴女のことを大切にしたいと思っているパートナーであれば、前戯の時間が短いということもありませんし、まだ気が付いていなかったのであれはちゃんと伝えることで分かってくれるものです。

前戯とは?

前戯とは何か? 果たして貴女はどのように答えるでしょうか。
ベッドに入ってから? それともシャワーを浴びてから?
いいえ、前戯はデートしているときには既に始まっていると考えましょう。
本音が語るなら、前回のセックスの終了から今回の挿入に至るまでが前戯といっても良いくらいです。

それは極端と思うかもしれませんが、パートナーとのセックスの余韻は心地よく身体の奥に小さな火をともし続けているものです。
次のデートが近づくにつれて、新しい興奮が湧き上ってきてウキウキワクワクしたことはきっと記憶にあるでしょう。
前日の夜にはドキドキして眠れなかったということは無かったでしょうか。
これは女性特有のもので、精神的な期待感が先に走り出すことから起きています。

そう考えると、デート中の食事も映画館でそっと手を繋ぐことも立派な前戯になっていると分かってくるのではないでしょうか。
もちろん、ベッドに入る前やシャワーしている時などは気分も最高潮となっているでしょう。
その高まった気持ちでベッドインして、パートナーからの前戯を受けるから、身も心もとろけそうになれるのです。

なんでもっと前戯をしてほしい?

なぜ女性はもっと前戯をしてほしいと思っているのでしょうか。
もうお分かりになっていると思いますが、女性にとっての前戯はセックスの一部であることを通り越してパートナーからの愛情を最も感じるものになっているからです。
男性にとっての前戯は挿入というひとつの目的に対しての通過点であることに対して、女性は前戯そのものがパートナーからの愛情表現として受け入れています。
誰だって自分にとって大切であれば、自然と扱いは丁寧になってくるものです。

自分が大切に扱われているという安心感が女性の快感を更に高めていくことは言うまでもありません。
ですから、女性は前戯だけであってもセックスとして十分に満足することもできるのです。
このあたりの感覚は男性には決して理解できないものでしょう。

女性はセックスの先に、妊娠・出産という大きなイベントが控えていることを本能的に意識しているものです。
妊娠し、出産すれば子育てと自分ひとりではとても大変な時期がやってくることを無意識に感じています。
ですから自分に対してパートナーがどれだけの愛情を持って接してくれるのかを知ろうとします。
自分本位のセックスだけをする男性よりも、しっかりと愛情を感じさせてくれる前戯をしてくれる男性をパートナーとして選ぶのはずっと昔から引き継がれているのです。

理想的な前戯の時間とは?

では、女性が愛情を感じられる前戯とはいったいどのように定義することが出来るのでしょうか。
確実に見て分かることを前提とした場合、一つの目安となるものは時間でしょう。
ここにTwitterユーザー260人にアンケート調査をおこなったものがありますのでこれを参考にしてみましょう。

まず、男性が考えている前戯の時間は圧倒的に5~10分というゾーンに固まっています。
では女性の意見はどうかというと、30分~1時間というゾーンが圧倒的に多くなっているのです。
最短の5分と最長の1時間を比べてみると、既に55分の差があることに気がつくでしょう。
男性の最長である10分と女性の最短である30分を比べてみた場合でも25分もの差があります。
このポイントが女性は短い前戯は嫌だと感じることに大きく関わってきます。

先ほどのTwitterユーザー260人のアンケート調査にいくための時間という質問があり、平均的な例ですが男性は1分20秒に対し、女性は30分という記載があります。
つまり男性がさっさといってしまって自己満足に浸っている横で、女性はやっと快楽曲線が上がり始めたところで終わってしまうことになります。
セックスの気持ちよさの入り口に差し掛かったところで、終わられてしまうのですから短い前戯は嫌われて当然でしょう。

男性が思う前戯って?

男性が考える前戯とはどのようなものなのでしょうか。
先にも申し上げましたが、男性にとっての前戯とは挿入に至るための通過点です。
女性が感じて濡れてないときの挿入は無理ですから、なんとかして自分を受け入れやすいように準備を整えるという意味合いが最も強くあります。
また男性は視覚的な興奮も強く持っていることから、パートナーの女性が感じているところを見て更に興奮度を高めるというところもあります。
こういった場合は、長めの時間をとってしっかりと前戯に費やすことも多いでしょう。
また関係の浅いカップルの場合などでは、時間をかけた前戯を行うことで女性が嫌がっていないかを見極めようとすることもあります。
いずれの場合も女性を大切にしている・女性に主導権を持たせている例です。
そのままの状態が続けば良いのですが、セックスをすることが当たり前になってくると男性に変化が表れやすくなります。
てっとり早く挿入したいという気持ちが芽生えてしまうのです。
もともと身勝手なところがある男性であれば、最初から挿入することだけを目的にしてしまうので男性目線の身勝手な前戯となってしまうこともあるでしょう。

女性が思う前戯って?

では、立場を変えて女性が思う前戯について考えてみましょう。
女性にとってセックスは男性を迎え入れる行為です。
ですから、安心な相手であることが大前提となるでしょう。
相手が果たして安心できるパートナーであるかどうかを判断するためにも前戯が大切と考えます。

男性の立場では挿入という目的が一番にあることはこれまでに何度かお話してきたことです。
しかし前戯は女性を喜ばせることが最も大切になってきますので、自分勝手な男性であるほど前戯の時間は短くなるものです。
ときには、前戯らしきものがまったくないということだって無いとは言いきれません。

自分の欲望を達成することではなく、いかにしてパートナーの女性にも気持ちよくなって貰おうかと考えている男性は前戯が長くなるものです。
こういったことからもわかるように、女性にとっての前戯は自分が男性のパートナーからどれだけ愛されているか、どれだけ大切に思われているかを量る目安といっても良いでしょう。
前戯で十分に満足するくらいの時間をかけてくれる男性であれば、ずっとあなたを大切にし続けてくれることでしょう。

パートナーの前戯が短くなる理由とは?あなたも原因かも

パートナーの前戯の長さは、あなたへの愛情のバロメーターでもあります。
しかし思わぬ理由でパートナーの前戯が短くなってしまっていることもあります。
あなたを大切に思っていても、前戯が短くなってしまうことだってあります。
しかもその理由があなたにあったしたらどう思われますか。

例えば、あなたがあまり感じていないように見えたときなどはパートナーも速く切り上げようとするでしょう。
あなたがあまり喜んでいないと感じると、パートナーの男性もあなたの苦痛を少しでも減らしてあげようと考えて前戯が短くなることもあります。
それでも挿入したいと思ってしまうのは男性の性と分かってあげましょう。

もし、あなたが前戯の途中でそういった雰囲気を感じたら、感じているフリをしてあげるだけでも状況は変わってきます。
無理をして感じている演技をしなくても、黙って眼を瞑って喉奥からの声を軽く出してみるのも効果的です。

男性の目には、気持ちよさを感じているのに声に出すことを恥らっているように見えてパートナーの俄然やる気が持ち直してくるでしょう。
ときには多少の演技も良いのですが、やりすぎると逆効果になってしまうので注意が必要です。

前戯時間のメリットデメリット

前戯はセックスの最初の過程ですから、とても大切な要素を持っています。
身体で感じることだけでは無く、精神的な感じ方も含まれているのですから、前戯の満足度がセックスそのものの満足度を決めてしまうと言って良いのではないでしょうか。

スタートするときから良い状態を保てれば、その先にもよい関係を持ち続けられるものです。
当然、大切なのはいかに満足したのかという点へと話は進んでいくのですが、ここでは改めて時間というポイントについて考えてみたいと思います。
時間という単位に区切って考えることで抽象的なイメージで話すのでは無く、ある程度はっきりとした形として比べることができるからです。

前戯の時間が短い場合のメリットとデメリットの後に、前戯の時間が長い場合のメリットとデメリットについてお話して参りますので、両方を比べながら前戯の時間とはどのようにあるべきかをあなたとパートナーの場合に置き換えて考えて頂ければと思います。
メリットも過ぎればデメリットになるし、デメリットもあり方によってはメリットと言えなくもない、そのようなことも自然と受け入れて頂けるのではないかと思っています。

前戯時間が短いと、、、

前戯の時間が短いという場合のメリットは女性の視点では見つけにくいでしょう。
愛されていないのではないか・大切な存在と思ってくれていないのではないかと色々なことを心配してしまうこともあるでしょう。

しかし、パートナーとの関係がとてもうまくいっているという例もあることはあまり知られていません。
前戯時間が短いのは、愛情が少ないというデメリット面がどうしても強調されてしまいがちですが、パートナーがあなたを好き過ぎて我慢できないでいるということもあるのです。
男性心理とは不思議なもので、好きだからこそ早く挿入したいという気持ちが必要以上に強くなってしまうこともあるのです。
女性の考え方からすれば理解し辛いところもありますが、あなたのことを大切に思っているから前戯が短くなってしまうことも知っておくとよいでしょう。

また、前戯の時間が短いという場合はパートナーが必要以上に疲れているという場合もあります。
とかく現代社会ではストレスによる精神疲労も著しい場合があることはお分かりですよね。
そういった疲れがあるなかでも、あなたとのセックスに応じたいという気持ちが短い前戯になったと考えると、その愛情の深さは大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

前戯時間が長いと、、、

反対に愛情たっぷりの長時間前戯の場合はどうでしょうか。
しっかりと時間をかけてきめ細やかな前戯をしてくれているということは、当然ながらそれだけの愛情が備わっていると考えて良いでしょう。
しかしここにもちょっとした勘違いが起きてしまうこともあります。
あなたをしっかりと気持ちよくしてあげようと思うあまりに、前戯がしつこいくらいに長くなってしまうことがあります。

パートナーにはまったく悪気はないのですが、あまりに長すぎてあなたが疲れてしまうこともあるでしょう。
また、パートナーが女性の感じている姿や表情にとくにこだわる場合はセックスのメインがこの前戯に集中してしまい女性の身体に大きな負担をかけてしまうこと無いとは言い切れないのです。
女性の恥ずかしがる姿を見て喜ぶなどの、ややS気質のある男性などはどうしても前戯の時間が長くなりがちです。

あなたをしっかりと愛しているという意味ではこれ以上ないメリットですが、身体への負担が大きすぎるとなるとデメリットと感じてしまうでしょう。
同じことでも立場や見かたが変わるとまったく正反対になるのですから、これはどちらが絶対に良いとは言い切れませんね。

時間をかけた前戯が愛を感じる

ここまでの話の中で、ひとつの仮説を立てるもできます。
理由は色々とあるにしても、大多数の意見としてはじかんをかけた前戯には愛が感じられるということです。
男性にとってのセックスは挿入することが一番の目的であることは誰の目から見ても明らかです。
古今東西どのような歴史のなかにあっても、これはゆるぎない事実と言えるでしょう。

男性からの愛情を最もしっかりと感じられるものが前戯であるのですから、前戯に掛ける時間が長いほどしっかりとした愛情が育まれているといって間違いありません。
では、あなた自信はどのようにパートナーと接しているのでしょうか。
ただ単純にパートナーからの愛情を受け入れるだけで良いのでしょうか。
愛情もギブ&テイクであると考えたことはあるでしょうか。

一方的に受け入れる愛もひとつの形ではありますが、双方向からの愛を互いに受け入れる方が更に愛情が深まるものです。
パートナーの男性があなたにもっと前戯をしたくなるような空間を作ってあげると、男性はもっと積極的にあなたへの前戯に取り組もうとするでしょう。
では、それをどうやっていくのかについてお話していくことにしましょう。

雰囲気づくり

ロマンチックな雰囲気に酔うと興奮度がたかまるのは、男性だって同じです。
ちょっとしたことで、ロマンチック度は格段に高くなるものです。

例えば照明、あなたのお部屋にパートナーを招いたときなどは普段の生活で使う証明ではなく簡易的なダウンライトなどを上手く使うと良いでしょう。
どこにでもあるような読書スタンドも、玄関のフットライトのように使ってみたりベッドサイドで天井へ向けて照らすなどすると普段と違う独特の雰囲気を醸し出すことができます。

また、アンダーウエアにも気を使うと効果的です。
いつもはカジュアルなものを使っているなら、思い切ってシックなものに変えてみるのも良いでしょう。
アンダーウェアは男性にとって神秘の対象的な要素もおおくありますので、出来るだけ上下セットのものをお薦めします。
上下セットのアンダーウェアは男性にとって、自分の為にこれを用意してくれていたという喜びに直接繋がるのです。
この日の為、貴方だけの為ものと感じた男性の喜びようは女性の考えているレベルの遥か上を行っています。

ちょっとした雰囲気を変えるだけで前戯時間も長くなるなんて、男性って可愛いって思いませんか。

焦らしプレイ

目の前に欲しいものがあっても、簡単に手に入らないことでもどかしさをかんじているときに快感が高まることがあります。
焦らされるほど、それが欲しくて堪らなくなるという状態ですね。
これを上手く利用するとかなりの効果が期待できます。

焦らしプレイという言葉をお聞きになったことは無いでしょうか。
セックスの場合でいうところの焦らしブレイは男性が女性に対して行うことが多いように感じられますが、反対に女性が男性にしてもかなりの効果が期待できます。
お互いに焦らすことを続けて行けば、結果的に長い時間の前戯をしているのと同じになってきます。
どちらかが一方的に行っているのであれば、普通の焦らしプレイですが男女がお互いに相手を焦らしていれば興奮度は時間の経過とともに倍増して行くものです。
男性がキスを求めてきたら、唇を手のひらで隠して男性が引き下がろうとしたところを急にキスしてしまうなどは簡単にできるのにとても効果の高いテクニックです。

わざとゆっくりの服を脱ぐ、男性の服を脱がせるのに、わざと時間をかけて脱がせていくなどは普段の時間の数倍をかけてやると良いでしょう。
ワイシャツ一枚を脱がせるのに5分もかければ、完璧に虜になっているでしょうね。

玩具やローションを使う

アダルトトイなどの玩具を使うこともお薦めです。
特にパートナーの男性に経験が少ない場合や、早漏気味の場合は玩具を使って直接与える刺激を少なくすることで長時間の前戯を実現することも可能です。

最近の玩具はこれまでのように、いかにもアダルトグッズですというようなものだけではなく女性の部屋にインテリアの一部として置かれていても違和感が無いようなキュートなデザインものも増えています。
また、バスルームでのローションプレイも前戯としてとても人気の高いプレイです。
ローションもこれまでのように実用性を追求したものばかりではなく、フルーツフレーバーのものなども数多く販売されているので、パートナーの好みの香りを取り入れたりすると更に楽しみを増すでしょう。
あなたの乳首が敏感という場合であれば、「乳首バイブ」(2)などはいかかでしょうか。

バイブレーターやピンクローターなどは良く知られているアダルトトイですが、乳首バイブなんて聞いたことがないと言う男性も多いものです。
男性目線のアダルトトイばかりでなく、女性目線で開発されたアダルトトイを上手く取り入れると、前戯の時間も長くそして有効なものに変わってくるものです。

まとめ

前戯が短いことを不満に感じている女性はとても多いものです。
しかし、ちょっとした提案や意識を変えてみるだけでもパートナーの前戯の時間が長くなることも分かって頂けたのではないでしょうか。

これだけ情報が広く発信されている世界になっても、男性から見る女性の気持ちとはとても分かりにくいものなのです。
あなたがパートナーに求めたいと思っているのであれば、それをうまく伝えてあげれば男性たちは気持ちよくその思いに応えてくれるものです。
こんなこと言って嫌われないだろうか? エッチな娘だって思われないだろうか?
不安に思うことは良く分かります。

しかしあなたがパートナーの短い前戯に不満を感じているのであれば、それは少しでも早くパートナーに伝えるべきです。
お互いの本当の気持ちがわかりあうことほど素晴らしいものはありません。
セックスは男女の関係を繋ぐために絶対に必要なことです。

もちろん前戯がちゃんと行われていることと、あなたが前戯に不満を感じていないことが揃えばパートナーとの関係もより素晴らしいものになっていくことでしょう。
あなたの気持ちをちゃんとパートナーに伝えられるようにお役に立てて頂ければ幸いです。