男性を喜ばせるセックステクニックのひとつとして、「手コキ」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

しかし、言葉は知っていても具体的にどのように行えば男性を感じさせて射精へと導けるのかわからず、ただやみくもにペニスを擦るだけの行為になってはいませんか?

今回は手コキだけで男性を射精へと導くため、射精のしくみや男性が感じやすいペニスの部位などの基本的なことから、気持ちいい手コキのやり方、そして手コキと同時に行うことで男性を虜にするプラスアルファのテクニックまで詳しくご紹介します。

手コキだけで射精はできるの?

手コキは一般的に前戯のひとつとして捉えられているので、ペニスを口にくわえて愛撫するフェラチオならばまだしも、手コキで男性を勃起させることはできても射精にまで導くことは難しいのではないかと思われがちです。

しかし、手コキは両手のひらや10本の指を使うので、唇や舌を使って刺激するフェラチオよりも繊細に動かしたり、力の強弱をつけたりしてペニスに様々な刺激を与えることができます。

つまり手コキでもテクニックを磨けば、十分に男性を射精させることができるのです。

手コキって?

手コキは手淫とも呼ばれ、手を使って男性のペニスに触れたり、上下に擦ったりすることで性的な快感を与える行為のことで、性的興奮を高めて最終的に射精へと導くこともあります。

口にペニスをくわえて愛撫するフェラチオは苦手な女性でも、手コキであれば抵抗なくできるという女性もいるでしょう。フェラチオよりも手コキが好きだという男性もいます。

男性が日常的に手を使ったオナニーをしていることもあり、そのオナニーの快感を再現して射精にまで持って行くことも可能です。

手コキはペニス握り方や触り方、力の強弱などを変えれば様々なパターンで男性に快感を与えられるので、ある意味フェラチオや挿入よりも奥が深い行為であると言えます。

手コキのテクニックを磨いておくと、セックスの前戯にバリエーションが生まれるので、セックスのやり方がワンパターンになりません。それどころか相手をより喜ばせてマンネリ化を防ぐ、良いスパイスにもなります。

射精の仕組み

男性を手コキで射精させるために、まずは男性がどのような仕組みで射精するのかを知っておきましょう。

男性が射精するには、まずはペニスが勃起していることが必要です。この勃起というのは性的興奮などによって血液がペニスに集まることで起こります。

勃起をすると、前立腺と尿道海綿体の間にあるカウパー腺という部分からカウパー腺液というアルカリ性の液体が分泌されます。これが、男性が勃起したときに精液より先に尿道から出る、いわゆるガマン汁と呼ばれる液体です。

このカウパー腺液は挿入をスムーズにしたり、女性の膣内をアルカリ性に変えて妊娠しやすくしたりする働きをしています。

性的興奮が高まると、精巣、つまり睾丸の中に貯められている精子が精管という精子を運ぶ管に送られ、さらに射精管という尿道に?がる管に入ります。尿道と射精感は前立腺という男性にしかない器官で合流します。尿道に精液が溜まると男性の膀胱の下にある前立腺が刺激され、さらに快感が高まります。

射精管で精子はさまざまな分泌液と混ざり合って精液となり、性的興奮が絶頂に達した瞬間に押し出され、尿道を通ってペニスの先端から放出されます。これが射精です。

男性の性的絶頂は性器と尿道が分かれている女性にはわからない、男性だけが味わえる感覚です。女性の性的絶頂、つまりオーガズムはゆるやかにのぼりつめてじわじわと引いていきますが、男性の射精は尿道を通るときに強い快感をおぼえるもので、その快感は一気に訪れて射精後すぐに消えてしまいます。

物理的な気持ちよさ

射精に導くには、ペニスに触れたりしごいたりして物理的な快感を与えることが必要です。手コキでは10本の指を使って繊細、かつ強烈な刺激を与えることができるので、強めに握ったり上下にしごいてみたり、じわじわと指に込める力を調節して焦らしたりすることもできます。

人間は両手を自由に使えますから、フェラチオや膣内以上にぎゅっとペニスを締めつけることもできるのが手コキの良いところです。

さらに手コキは握り方ひとつで刺激の与え方が変わってきますし、手のひらや指の当て方、動かし方などで様々な変化を生み出すことができます。

視覚的な気持ちよさ

物理的な気持ち良さの他に、視覚的な気持ち良さも射精に導くためには大変効果的です。セクシーなコスプレをしてみたり、手コキ中に彼をじっと見つめてみたり、舌をちらりと覗かせて色っぽい表情を浮かべて見せたりするのも良いでしょう。

女性の細い指でペニスを触られているという視覚的快感で興奮する男性もいます。また、一生懸命に手コキをする女性の姿にたまらない愛おしさを感じることも。

どうしても手コキは女性がペニスを口に含んでいる所を見られるというフェラチオほどの派手な視覚的快感はないと思われてしまいがちですが、工夫しだいでは視覚的に男性を気持ちよくさせることもできます。

ペニスで感じる部分は?

手コキで男性を射精させるためには、男性が気持ちいいと感じる場所を把握しておくことが必要です。男性が手コキで感じる部分は主に以下の4ヵ所に分かれています。
その4カ所をバランスよく、かつ相手の反応を見ながら、反応の良い所をたまに集中して刺激することで、射精へと導くことができるでしょう。

ダントツ一番は亀頭

ペニスの先端にある、帽子をかぶったような部分のことを「亀頭」といいます。その名の通り亀の頭のような形をしているこの部分は、女性の身体でいうとクリトリスに相当する部分です。

性的な快感をおぼえる神経が集まっている部分であるためとても敏感で、少し触るだけで快感が走ります。亀頭は他の部位より皮が薄いので、手荒な愛撫をすると傷ついてしまうこともあります。

また、包茎の男性の場合、皮に包まれて亀頭の先しか出ていないこともあります。
亀頭には鈴口と呼ばれる、鈴が鳴る細い溝のような形をした部分に尿やカウパー腺液、精液がでる尿道口があります。この鈴口付近は特に敏感なので指先で優しく触れるようにしましょう。

カリ

亀頭のすぐ下にある、エラのように太く一番張り出している部分を「カリ」といいます。カリのすぐ下のくびれはカリ首と呼ばれています。

亀頭の近くにあるためこの部分もとても敏感です。正式名称は陰茎小体といい、女性の身体でいうと小陰唇に相当する部分です。カリは一周すべて性感帯なので、くびれをなぞるように上下に撫でたり、指で輪を作ってしごいたりしても良いでしょう。

亀頭が大きければ大きいほど陰茎、つまり「竿」と呼ばれるペニスの幹のような部分との段差が大きくなる、いわゆる「カリ高」と呼ばれるペニスです。

裏筋

「裏筋」とは亀頭とペニスの大部分を占める陰茎、いわゆる竿を結ぶ筋のことで、陰茎の裏にある縫い目のような部分です。陰茎小帯とも呼ばれています。その筋自体が性感帯というわけではなく、筋の周辺一帯が男性に強い快感を与える性感帯であるといわれています。

亀頭にある快感神経が集中しているので、非常に感度の高い部分でもあります。
指や舌でなぞられるだけでも快感をおぼえますが、ペニスの皮を上下に動かすと裏筋にあたり、その刺激で快感が走ることも。

ペニスの棒の部分である陰茎自体も性感帯で、握られたり上下に擦られたりすることで一気に快感をおぼえます。この部分は多少強く握って刺激しても気持ちよく感じることがあります。

睾丸

「睾丸」は金玉、精巣とも呼ばれる、男性の精子やそれに関係するホルモンを分泌し、溜めている部分です。

玉袋と呼ばれることのある睾丸の皮膚の下にはその名の通り卵のようにころころとした精巣、つまり玉がふたつ入っており、動脈や静脈、神経などの器官と生死を送り出す道となる精管が通っているため、触覚に敏感な部分であり、性感帯でもあります。

女性の身体でいうと大陰唇に相当する部分です。普段は皺が寄ってだらりと垂れている部分ですが、性的に興奮すると大きく膨らんでハリが増します。

男性の急所であるともいわれていますので、亀頭と同様に強く刺激をすると痛みをおぼえてしまいます。

睾丸は袋の部分を舐めたり手で優しく触れたり、マッサージをするように手ですくってたぷたぷと揺らすだけでも快感をおぼえます。

唾液やローションは必須

何もつけない状態でそのまま手コキをしても良いのですが、女性の乳首や性器と同じようにペニスは非常に皮が薄いので、滑りがよくない状態で手コキを行うと、摩擦で快感どころか痛みをおぼえることがあります。

刺激をするうちにカウパー腺液、つまりガマン汁が出て来てぬるぬるとしてくることがありますが、ガマン汁は性的に興奮しないと出てこないので、摩擦を軽減するためには最初にローションや唾液でたっぷりとペニスを濡らしておくと良いでしょう。

特にローションを使った手コキはただ摩擦を軽減するだけではなく、ねっとり、ぬるぬるとした感触でそれ自体がプレイとして気持ちが良く、非常に喜ばれることがあります。手コキ専門の風俗でもローションを使用することが多いようです。

家で行う場合はバスタオルなどを下に敷いておくと後片付けがしやすいでしょう。また、急に冷たいローションを垂らすとペニスが萎えてしまうことがあるので、ローションは人肌程度にあたためておくことをおすすめします。
敏感な部分に使うものですし、アナルや玉を舐める際に口に入ることも考えると、無添加で安全なものを選びましょう。

ペニスから睾丸までたっぷりとローションを垂らし、軽くマッサージをするようにローションをなじませながら手コキをすると、挿入やフェラチオに勝るとも劣らない快感を与えることができます。

手コキテクニック

ではここから手コキのテクニックを具体的に解説していきます。男性によって特に気持ちがいいと感じる場所が違いますので、実際に試してみて、相手の反応が良いところを集中的に攻めてみるのも良いでしょう。

手のひらでペニスを触る

最初からいきなりペニスを握るのではなく手のひらでそっとペニスを撫でるように触り、少しペニスが固くなってきてから竿の部分を握って上下にストロークさせることから始めましょう。竿の表面にある皮を握り、上下に擦ります。

包茎の男性は特に皮コキといって、皮を上下させると快感をおぼえることがあります。その際は皮を下に引っ張り過ぎず、亀頭に皮を被せるイメージで行うと引っ張られすぎて痛みを感じることもありません。

ペニスを握る時は指と手のひらの全体でペニスをしっかりと包むようにして、手とペニスの間にあまり隙間を作らないのがポイントです。

さらに、手コキをするときの基本的なペニスの握り方を3種類ご紹介します。

① 片手握り
男性の亀頭側に親指、ペニスの付け根側に小指がくるように握る方法です。感じやすい亀頭やカリ、裏筋を指の腹や指先で刺激することができます。また男性がオナニーをするときの握り方に近い状態になりますので、まるでオナニーをしているときのような感覚で、気持ち良さを感じやすくなるでしょう。

② 逆手握り
こちらは片手握りとは反対で、ペニスの付け根側に親指、亀頭側に小指が来るように握る握り方です。指が変わることで力の入り加減が変わり、いつも男性がオナニーで握っているやり方とはまた違った新鮮な刺激を与えることができます。

根元あたりを強めに握りこんでから、先端にかけて手を動かし、一番敏感な亀頭周辺は力の入りづらい小指の先でふわっと触れて焦らすのも良いでしょう。

③ 両手握り
両手握りはその名の通り、両手でペニス全体を包み込むように握る方法です。上から下まで全体を同時に愛撫できるので、片手で亀頭を刺激しながらもう片方の手で睾丸のあたりを刺激することもできますし、力が入りやすいので強めの刺激を与えることもできます。

亀頭だけを外に出して竿を握りこみ、両手を小刻みに動かしてしごくと、亀頭に触らずとも振動で快感を与えることができるなど、両手でできるバリエーションは豊富です。

両てのひらで竿を挟み、上下に動かしながら竹とんぼのように回してひねりを加えるのも、感度を倍増させるテクニックのひとつです。

しかし、あまり強く握りすぎたり、強引にひねりを加えたりすると男性が痛みをおぼえることもあるので要注意です。両手は片手の倍の力がかかるので、男性の反応を見ながら行いましょう。

ペニスを握ったら手を上下に動かしながら、最初は弱く、徐々に強くといったように力の入れ方に緩急をつけるとまた違う刺激を与えることができます。

亀頭からカリを刺激

手コキの基本的な握り方を覚えたら、次は男性器の感じやすいところを部分的に愛撫していきましょう。

まずは特に敏感な亀頭の尿道口付近を親指で撫でまわしながら、他の指の先でカリをしごくように刺激します。竿の上部を握ったまま、人差し指で尿道口付近、親指でカリをくりくりと撫でまわしても良いでしょう。

片方の手で竿を握り、もう片方の手で亀頭を包むようにしてカリに指先をかけ、ドアノブを回すようにして刺激したり、竿を固定したまま、手のひらの中心で集中的に亀頭を刺激したりする方法もあります。敏感な部分を執拗に刺激することで、男性が潮を吹いたり、悶絶したりするほどの強い快感を与えることができます。

指先で輪っかを作り、そこに亀頭からカリをくぐらせるようにして通し、抜く時にカリをひっかけて刺激するのも良い刺激になります。

指で竿を挟んで刺激

次は人差し指と中指でカリを挟み込み、そのまま上下に動かしてカリの辺りをしごきながら竿を刺激します。この方法は手のひら全体で包み込む手コキとは違い、繊細でありながら鋭い快感を与えることができます。

男性の竿に指の骨の部分が当たるように挟めば強い刺激になり、指の腹で軽く挟むようにすれば弱い刺激になって刺激に強弱をつけられます。

また、あえて亀頭やカリに触れず、比較的感度の低い竿だけをしごくことで長時間男性にゆるやかな刺激を与え続け、焦らしに焦らして興奮が高まってきたところで敏感な部分に触れて一気に射精へと導くという方法もあります。射精をするのが早い男性には特におすすめの方法です。

睾丸もマッサージ

男性の睾丸部分には、血流をよくしたり、射精を促したりするツボが沢山あると言われています。なかなか射精できない男性も、睾丸をマッサージされることで射精に達することができるようになることがあります。

睾丸部分をさわさわとフェザータッチで触れていったり、下からすくい上げるように手のひらで睾丸を包み、リズミカルに揺らしたりして、マッサージをするように刺激します。袋の中にあるころころとした睾丸を弄ぶように転がしても良いでしょう。その際もう片方の手で竿をしごき続けると快感が倍増します。

睾丸は皮膚も薄く敏感な部分なので、睾丸までローションを垂らして優しく優しく触れていくのがポイントです。同じく敏感な部分である亀頭や裏筋をフェザータッチしながら睾丸をマッサージしても良いでしょう。

オナホを使ってみる

自分の手で行う手コキに慣れてきたら、次はオナホを使って刺激してみましょう。オナホというのはオナホールというものの略称で、女性の膣の形を模してつくられた、男性がオナニーをするときに使うアダルトグッズのことです。

オナホにペニスを挿入するとまるで女性の膣に挿入しているような感覚を味わうことができ、フェラチオや手コキとは違ったリアルな刺激をもたらします。

筒状のものに挿入するタイプのオナホが有名ですが、最近は手コキ系オナホといって手袋のような形をしていて手にはめるものや、貫通する筒状のものをペニスに被せて使用するものなど、手コキの気持ち良さを倍増させるオナホというものも販売されています。

表面に突起が沢山ついているものや女性の膣のような柔らかで吸い付くような感触をしたものが多く、手のみで行う手コキとはまた違った新鮮な刺激を与えることができます。

一緒に行うことで相乗効果テクニック!

手コキでペニスだけを攻めても良いですが、慣れてしまうと刺激が足りないと感じてしまうこともあります。

そこで、一緒に行うことでより男性の快感や興奮を高めることのできるテクニックをいくつかご紹介しましょう。女性は男性に比べて同時にいくつものことを行うのが得意なので、あらゆるテクニックを駆使してパートナーを射精に導くことができるはずです。

キスと手コキ

男性がキスをしながら女性の乳房を愛撫するように、女性がキスの最中に手コキをするのも男性にとって非常に興奮する愛撫になります。

大抵のカップルはセックスをする前にキスをして気分を高めていくのではないでしょうか。心の中までさらけ出すような激しいキスで互いの愛情を確認しあえば、それが精神的な興奮や快感を呼び起こします。そのように精神的に快感をおぼえている最中に、女性が手コキというスパイスを加えると、肉体的な快感も相まって、精神と肉体の両方が気持ち良くてたまらない状態に。

特にキスをしている間、女性は両手がフリーになっていることが多く、相手の背中や首に回して受け身の態勢でいることがほとんどです。その手を相手の腰から太もも、そして内ももに滑らせてゆき、さわさわと焦らすように撫でてからそっとペニスに触れてみましょう。

キスの最中はやはりキスに集中したいものですから、手コキはそんなに激しいものでなくても構いません。優しく触れて、握って、スタンダードな上下運動をするだけでもでも充分快感に繋がります。普段は受け身の女性が積極的に手コキをすることで興奮する男性もいます。

触れ合っている唇の感触を味わいながら手コキをされていると、それだけでもう挿入しているのと同じくらい気持ちがいいという男性もいます。

手コキ・乳首舐め

女性にとって乳首は性器と並ぶほどメジャーな性感帯であるといえます。しかし男性の乳首は性感帯といえるのかどうかいまいちよくわからないという女性も多いのではないでしょうか。

男性でも乳首が敏感で、性器に次ぐほどの性感帯であるという人もいれば、何も感じない、ただくすぐったいだけで、乳首を刺激されるのはあまり好きではないという人ももちろんいます。どちらかといえばちょっとMっけのある男性の方が、乳首責めを好みやすいかもしれません。

しかし、実は男性の乳首というのは女性よりも感じやすいという説もあります。女性は胸にたっぷりと脂肪がついていることが多いものですが、男性は胸に脂肪がほとんどついていないので、ダイレクトに刺激を感じやすいことからそのように言われているようです。

普段のセックスで自分の彼氏が乳首で感じるかがわかっているのであれば、手コキをしながら乳首を舐めるのもおすすめです。感じるかどうかわからない場合は、手コキをしながら乳首を攻めることで乳首の快感に目覚めることもありますので、一度乳首舐めを試してみて、反応が良ければ集中的に攻めてみるのも良いでしょう。

乳首に吐息を吹きかけたり、舌先でチロチロと触れるか触れないかぐらいの力加減で舐め、急に乳首を舌先でぐりぐりと押し付けるようにしたり、ちゅっちゅっと吸い付いてみたりを繰り返しながら、ペニスも同じように力の緩急をつけてしごいてみましょう。

上半身も下半身も刺激されて、乳首の弱い男性であれば悶絶すること間違いありません。

手コキ+フェラ

手コキとフェラチオを同時に行うことによって、手コキとフェラを単独で行うよりもずっと男性を喜ばせ、快感を与えることができるようになります。

さきほど手コキをする時はペニスの感じる部分をバランスよく、力の強弱をつけてといったのは、性感帯は同じ刺激を与え続けると慣れてしまい、気持ちがいいと感じにくくなってしまうからです。やはり手コキだけだと単調な愛撫になってしまうことがあり、なかなか男性を射精にまで導けないことがあります。

その点手コキとフェラを同時に行うことにより、手と口の両方で違った刺激を与え続けるので単調にならず、男性が興奮し続けることができます。

さらに、ぎゅっと締め付けることのできる手コキで物理的快感を与えるとともに、女性が自分のペニスをくわえているのが見えるフェラで視覚的な快感も与えることができるので、男性の興奮と快感が倍増します。

手コキとフェラを同時に行うには、手で竿の部分をしっかりと握ってしごき、その先端の亀頭の部分を口に入れたり、舌でぺろぺろと舐めたりするやり方が一番オーソドックスです。

舌で尿道口付近を刺激したり、亀頭を口に含み、唇をすぼめてカリを刺激したり、または舌の先で裏筋のあたりまで舐めたりしながら、手はしっかりと竿を握ってしごきます。2本の指で挟んで刺激をしても良いでしょう。

またフェラチオをしていると自分の唾液が竿や睾丸の辺りまで垂れてくるので、手を上下させるときに摩擦が少なく、男性に痛みを感じさせずに手コキをすることができます。

単調な刺激だと男性が慣れてしまうと言いましたが、ペニスがパンパンに張って今にも射精をしそうだというときにはあまり刺激のパターンを変えずに、一定のリズムで手コキとフェラをし続けるのがおすすめです。射精直前に違う快感を与えると、今の快感に集中できず、射精しにくくなってしまうことがあります。

手コキ+玉舐め

睾丸、いわゆる玉袋が性感帯であるという男性も珍しくはありません。亀頭や裏筋など、快感をおぼえる神経が集まった部分の方が感じるという男性が多いのは確かです。しかし玉袋にも神経やツボが沢山あるので、触られたり舐められたりするのを好む男性も確かにいるのです。

もちろん玉舐めが苦手だったり、敏感な場所なので触れられたくないという男性もいますので、手コキに玉舐めをプラスするときはまず手コキの流れで優しく触れて、相手が拒絶するそぶりを見せなければ舐める、ということをおすすめします。

手コキをしながら玉舐めをするときは、男性に足を開いて横になってもらい、その脚の間に女性が腹ばいになる体勢が良いでしょう。

仁王立ちをしている男性の玉袋をひざまずいた女性が舐める体勢も、自分が優位に立って女性に舐めさせている、という男性の支配欲を満たすのでちょっとSっぽい男性に好まれることが多いでしょう。

玉袋は範囲が広く、皺が寄ってだらんとしているのでどこを舐めたら良いかわからないという女性もいるかもしれません。

おすすめの舐め方としては、手で竿を持ち上げるようにして手コキしながら、まずは竿と玉袋の境目を舌でなぞるように舐めます。この部分は非常に敏感なので、優しく丁寧に舐めるのがポイント。慣れてきたら舌先でつんつんと刺激を加えていきます。

次に、玉袋の裏筋を舐めるやり方です。ペニスに亀頭と竿を結ぶ裏筋があるように、玉袋にも裏筋と呼ばれる縫い目のような部分があります。玉袋はころころとしたふたつの精巣の間に存在し、ここを刺激すると気持ちいいと感じる男性が多いようです。この方法も、手でペニスを持ち上げて手コキしながら行うとやりやすいでしょう。

さらに、片方の玉を口に含んで転がしてみる方法もありますが、玉袋は男性にとってとても大切な部分なので、歯を当てたり強く吸ったりしないように注意が必要です。

玉袋はあまり感じないという男性でも、手コキをしながら舐めることでその快感に目覚めることがあるので、新しい刺激のひとつとして玉舐めを試してみるのも良いでしょう。

手コキ+アナル舐め

アナル、つまりお尻の穴を舐めることに抵抗のある女性もいるでしょう。排泄物が出る穴ですし、ペニスに比べてアナルは普段はあまりお目にかかることのない部分なので、そこを舐めるのは勇気がいることも。

しかし、アナルは男女ともに舐められると気持ちがいいと感じる場所でもあります。人間の性感帯は唇や性器のように身体の中で粘膜が露出している部分に集中しているといいます。つまり肛門もやり方によっては性感帯になり得るということです。

男性は睾丸と肛門の間に細い縫い目のような部分があり、この部分を通称「蟻の門渡り」、正式名称を「会陰部」といいます。この部分は睾丸を持ち上げないと見えない部分ですが、実はとても敏感な男性の性感帯なのです。
この会陰部への刺激はペニスとアナルに直結していて、指でなぞったり舌先で舐めたりすることで強い快感をおぼえますので、アナルを舐める前にこの部分を舐めておくとアナルでも感じやすくなります。

手コキをしながらアナル舐めをするには、男性に四つん這いになってもらい、後ろからペニスを握って手コキしながら会陰部、そしてアナルを舐めていくやり方が一番双方に負担のないやり方であるといえます。
アナルにも細かいひだが沢山ありますので、そこを舌先でなぞるように舐めましょう。このやり方の場合、女性が男性のお尻に顔をうずめながら手コキをすることになりますので、男性の反応は指先で触れているペニスの勃起具合で判断しましょう。

また、ちんぐり返しといって仰向けの男性に脚を思いきり開かせ、でんぐり返しをした時のように頭の方に持って行く体勢でも良いでしょう。ペニスもアナルも丸見えになった状態なので亀頭への刺激も加えやすく、竿の部分を持ち上げればアナルも舐めやすいでしょう。ただしこのやり方の場合、長時間の手コキとアナル舐めをするには男性に少し負担がかかります。

どちらも男性に恥辱感を味わわせることとなり、Mっけのある男性であれば非常に興奮する体勢です。

アナルは衛生面が気になる部分ですので、行為の前には必ずシャワーを浴び、清潔にしてから行うことをおすすめします。

まとめ

手コキはフェラチオに比べて、話をしたり表情を見たりしながら行えることもあり、お互いにコミュニケーションをとりやすい行為であるといえます。

「ここはどう?」「気持ちいい?」などと聞いてみたり、「もうこんなに大きくなって、エッチな人」などとちょっとした言葉責めをしてみたりしても、いつもと違った刺激が得られるかもしれませんね。手コキは女性優位の行為なので、今まで知らなかったパートナーのM属性を発見できることもあります。

また、手コキはフェラチオよりも女性が疲れを感じにくいので長時間丹念に刺激し続けることも可能です。男性は射精した後も手のひらで亀頭を擦りつづけられると、我慢できないほどのくすぐったさを感じ、そのまま刺激を受け続けると潮を吹いてしまうことも。このように射精した後ですら、手コキをすることによってまた新しい快感を開発できます。

さらに、女性に丁寧な手コキをされることで愛情を感じるという男性も少なくはありません。最初は手コキに慣れておらず、ぎこちない手つきであったとしても、そこがまた男性の愛おしさをあおり、興奮に?がることも。

愛情表現のひとつにもなり、時にはマンネリ解消のスパイスにもなるのが手コキです。パートナーを喜ばせる手コキテクニックをマスターし、愛と刺激に溢れるセックスライフを楽しみましょう。