キスは今付き合っている彼氏や気になっている人など、さまざまな人と良い雰囲気になった時におこなう愛情表現です。男性を落とすためのテクニックの1つでもあるので、キスがうまくなりたい女性は多いかと思います。
しかし、意外にも難しさを感じることはありませんか?キスは相手がいないとできないので、1人のときに練習することができません。ネットや雑誌で得た知識を元におこない、その都度相手によってやり方を変える必要もあります。
キスがうまくなりたいけど、やり方やテクニックを磨くためにはどうすればいいかわからないという女性のために、今回は男性が夢中になるキスのテクニックと注意点をご紹介していきます。

キスにテクニックってあるの?

「キスに特別なテクニックは必要?」と考える人も多いですが、キスはただ唇と唇を合わせるだけの行為ではありません。違う観点から見れば粘膜同士の接触ですが、そこに好意及び愛情や性的欲求が絡むことで、全く別の意味を持った行為となります。
唇を合わせるだけなら年齢を問わずすることができますが、そこに少しのテクニックがあるだけで一気に大人のキスへと変わっていきます。
また、男性の性的欲求を高めるためにも気持ちの良い、とろけてしまいそうなキスができると大変効果的です。
セックスをするときだとそれ以上に性欲が高まっているために、キスをすることを忘れてしまいがちです。しかし普段のデートではキスをすることで相手からの愛情を確認したり、自身の気持ちの認識をしたりすることができます。
キスのテクニックといっても唇や舌の動かし方や圧の加減などの他に、どういったタイミングやシチュエーションのときにするかなどさまざまなテクニックの種類があります。
キスは男性からするものとは思わずに勇気を出して女性からしてみることで、不意をついて男性をさらにドキドキさせることもできるでしょう。

キスの意味

日本以外の海外ではキスは日常的におこなわれているもので、他人でも挨拶として頬にキスをすることもあります。しかし歴史や風習などの違いもあり、日本ではごく親しい人とだけおこなう特別な行為になっています。
海外の言葉でもある「キス」は日本には明治時代以降に入ってきた言葉になり、もともとは口吸いや接吻(せっぷん)と呼ばれていて、主にセックスをするときのみにする行為でした。海外では挨拶の方法の一種として確立されていますが、日本ではまだ挨拶の代わりにキスをするといった風潮は広まっていません。挨拶のキスではなく、恋人や親しい人へする愛情表現であることがわかります。
始めはただキスをするだけでドキドキしていたものが、時間の経過とともにマンネリ化してしまい、相手に不満を抱くこともあるかと思います。マンネリの原因はいつもと同じやり方やシチュエーションでキスをおこなうことにあります。
そういった人にぜひおすすめしたいのがキスのテクニックを磨くことです。男性がドキドキするようなキスをすることで2人の愛を再燃させたり、これから新しい関係を築いたりすることができるかもしれません。

キス顔のチェックは大事

自分のキス顔を実際に確認してみたことはありますか?普段の自分の顔も見ることはそれほど多くはないかと思いますが、キス顔はなかなか見ることはありませんよね。キス顔のチェックをおこなった方が良い理由としては、相手が興奮するような顔をしてその場の雰囲気を良くしたり、今後の関係を円滑にしたりできるからということが挙げられます。
相手がよく見る顔なのでできる限り可愛く見せたいと思うのは、女性であれば誰しもが思いますよね。
キス顔のチェックのやり方としては大きく分けて2つあり、自分で意識して可愛い顔をつくるための練習なら鏡を見ておこない、客観的に見た自分のキス顔を確認したい場合はスマホのカメラや動画で撮影する方法があります。

鏡を見て練習する場合は目を閉じてのキス顔を確認することができないので、不意打ちにキスされたときの顔やお互いの顔を見つめ合ってするときの顔を練習しましょう。
スマホのカメラを使って練習するメリットは、目を閉じた顔を見ることができるのと、反転させることで相手から見た自分のキス顔を確認することができるという点です。カメラに写っている顔は自分が見る顔で、意外と反転させると全然違う顔に見えるというのはよくあることです。自分で撮った自撮り写真では可愛く写っていても、他人が自分を撮った写真では可愛く見えないというのはこのことが原因です。
また、動画を撮ることでキス前後の顔も練習することができるので、鏡を見てキス顔を練習したあとにスマホのカメラから動画を撮ると、より本番に近いキス顔を見ることができます。

男性が溶けるキスの仕方テクニック

キスは男性から女性にすることが多く、女性も受け身になることがほとんどです。そのため、あまりキスに慣れていない男性であればぎこちないキスで終わってしまうことも少なくありません。
そういった男性には女性がリードしてあげることで男性が溶けるキスをすることができ、相手のキスの技術も向上することが期待できます。
また、「普段男性からされるけど自分からもしてみたい……」という人もキスのテクニックを身につけるだけで相手が手放したくないと思うような女性になることもできます。
シチュエーション別に、キスのテクニックについて見ていきましょう。

デート中の突然のキス

彼氏や気になる人とのデートはお互いとてもドキドキするものですよね。付き合いたてのカップルや良い雰囲気になってきている相手とのデートでは、キスしたいと思いながらもなかなかできなかったり、タイミングを伺っていたりする状態かと思います。
男性からキスをすることが大半かもしれませんが、ここで女性からキスをすると相手は驚きながらも、実際にされるととても興奮する可能性が高いです。
男性がなかなかキスをしてこないなと感じたら、女性が少しだけリードしてあげることで相手の気持ちに火が付くことがあります。
最近は恋愛に対して奥手な男性も増えてきている反面、男性とは逆に積極的になってきている傾向がある女性は男性から手をつないでもらえなかったり、キスをしてもらえなかったりすると不満を抱くきっかけにもなってしまいます。

デート中に不意にキスをするためには、相手が自分のことを可愛いと思うタイミングでおこなうのがベストです。手をつないで歩いているときや、人気のない場所で離しているときなどの、「良い雰囲気だけどキスをするまでの盛り上がりが無い」ときに女性から男性にキスをしてみてください。
驚くと同時に、男性も女性からキスをさせてしまったという焦りから、今後は積極的になっていくかもしれません。また、女性からキスをすることで自分に好意があるという証拠にもなるので、行動に移せなかった男性もよりスキンシップを取ってくるようになることもあります。

キス待ちの顔

デート中は、相手がキスをしそうな雰囲気かどうかわかる時があります。そのような状況でキス待ちの顔をすると相手の行動を促しやすくなるのがメリットです。
キス待ちの顔についてですが、口を少し突き出すような顔と、上目遣いになって目で訴える顔の2種類があります。
口を突き出すようなキス待ちの顔のメリットは、相手に何をしてほしいのか伝えやすいということです。言葉でキスしてほしいというのは恥ずかしさを感じる女性もいるかと思いますが、このやり方なら相手も察することができます。思い切り突き出すのではなく、軽く前に出す程度に留めましょう。口を「う」の形にしてしまうと唇のしわが目立ってしまい、綺麗な唇とは言えなくなってしまいます。
また、目で訴える方法では上目遣いをして相手の顔を見るだけで、女性が今何を求めているのかということを相手に目だけで伝える必要があり、少し難易度が上がります。察することが苦手な男性には通用しないこともあるので、相手の性格や様子をみておこなっていきましょう。

キス中に相手の首に手を回す

相手とキスをしているときに、どうしたらわからなくなることが手の場所かと思います。手をまっすぐ下に伸ばしていたり、組んだりしていては不自然ですよね。相手の服をつかむと男性がドキドキするポイントになるのですが、それよりもさらに上のテクニックが、相手の首に手を回す行為です。
首に手を回すと男性からすれば「女性から求められている」と感じ、男性の本能を刺激してさらに気持ちが高まります。
ここで重要になってくるのが手の回し方です。ただ手を回すのか、腕を絡めるようにして手を回すのかだと男性の驚き具合が違います。恥ずかしさがあって「自分から大胆に行動するのは気が引ける……」という人は、キスをしている最中に手の平で首を触ってから、少し後ろあたりまで手をかけるようにしてみてください。
逆にもっと攻めたい!と思っている人は、キスをしているときに、腕を相手の首に回してみると積極的な女性というイメージを抱かせることもできます。相手の男性が消極的なときにぜひおこなっていただきたい行動ですね。

キス中に相手の顔を触る

相手にもっと触れたいと思っておこなう行為がキスであり、その行為自体はごく自然なものになります。愛しさが高まってさらにキスが激しくなった時におすすめしたいテクニックが、相手の顔を触ることです。ただ触るだけでなく、指先を使って顔の輪郭やパーツをなぞるようにしたり、盛り上がりが最高潮の時は両方の手で顔をわしづかみにしたりするのもいいでしょう。
このような行為は主に男性がおこなうことが多いですが、女性がおこなうことで男性の気持ちをさらに高ぶらせることができます。
また、彼氏におこなう場合は普段女性が積極的な行動をしないのであれば、新鮮さも与えることができます。
気になっていた人とのキスの場合、いきなり相手の顔に手を添えるとびっくりさせてしまうかもしれません。また、積極的な女性が苦手だった場合、今後の関係の構築が難しくなってしまうので、しっかりと相手のタイプを見極めてからおこないましょう。

キス中に相手の髪をなでる

男性が女性の髪を触る機会は多いですが、女性が男性の髪を触ることはあまりありませんよね。ですが、普段されていないことなのでキスをしているときに男性の髪に触れると驚くと同時に喜びを感じる人が多いです。
髪は親しい人でしか触らない部位で、デート中でも触れる機会はほとんどないかと思います。やり方としては、いきなり頭頂部の髪を触るのではなく、はじめは首筋から襟足を触っていき、相手に抵抗する様子がなければ次は耳の後ろの髪を触ってみてください。耳は性感帯として認識されている部位でもあり、触れられると気持ち良さを感じる人も多いです。髪に触れつつ耳も指先でかすめるようにして触ると「キスの先に進みたい!」と男性をその気にさせる可能性もあります。
注意したい点は、男性は女性と違って髪をセットするためにヘアーワックスを付けている人が大半になります。いきなり頭頂部を触ると、髪型が崩れるのを避けるためにキスを途中で止められてしまうこともあります。
髪を触っても大丈夫なのかということを確認するために、普段から会話の中に話題として入れてみるのもいいかもしれません。
あまりに激しく触るとほとんどの男性が嫌悪感を抱いてしまうので、優しく触るようにしましょう。

声を漏らしながらキス

キスをしている時に女性から声が漏れ出るのは、男性が最も興奮する要素と言われています。セックスのときの喘ぎ声を連想させ、興奮が最高潮に達します。
声の出し方としては大きく分けて2種類ほどあり、キスをしているときに声が出るときと、向きや角度が変わったら出るときがあります。
キスをしているときに出る声は、男性からすると気持ちよさを感じているから声が出ていると認識します。わざとらしく声を出すのでは無く、吐息に少し声が混じったような感じでおこなってみてください。
向きや角度が変わったときに出る声は、声というよりも我慢していて漏れ出た息ということをイメージするとわかりやすいかと思います。キス中に常時声が出ているようでは、男性は「この子は演技をしている」と感じてしまい、せっかく盛り上がっていた気持ちが冷めてしまうことも少なくありません。キスをしているときは、極端に短いキスでなければずっと同じ角度で行うことはほとんどないかと思いますので、男性が向きを変えた時にさりげなく吐息を漏らすことがポイントになります。

相手の目を見つめながらのキス

キスをするときは大抵の人は目を閉じておこなうことが多いです。しかし、たまに薄目を開けてみると男性はしっかりと目を開けてキスをしていた……という経験をした人もいるのではないでしょうか。
そのときの男性の心理としては、女性が自分のキスで感じている顔を見たいという気持ちがあるからです。目を閉じて夢中になるキスではないということなので、まだ相手に様子を伺わせる余裕があることの証拠にもなりますね。
ここで目を開けてキスをすることで男性が驚いて目を閉じてしまうこともありますが、いつもとは違った状況になり興奮する男性も一定数存在します。お互いの目を見つめ合いながらおこなうキスはたしかに恥ずかしさもありますが、普段あまり見られない光景なので気持ちが高ぶるのも納得できます。
注意点として、目を開けたまま声を出すと、明らかに演技ということがわかってしまいます。声を出すのであれば目を閉じておこない、お互いの目を見つめてキスをするときは吐息を漏らす程度に留めておいたほうがいいかもしれません。

自分からディープキスにもっていく

ある程度キスをする時間が長くなると、唇を合わせるだけのキスでは物足りなくなってきます。舌を入れて次のキスの段階に進みたいと思うのは当然のことですが、男性に勇気が無い場合はなかなかそこから進みません。そのような状況であれば、女性からディープキスにもっていくのも有効的です。
やり方はまずは自分の口を少しだけ開いてみて、相手に何もアクションが無ければ舌を少し突き出してみてください。ここまでおこなえば男性も察することができるので、それに応える反応をしてくれるかと思います。
ですが、ここまでしても緊張からか唇を開いてくれない人もいます。そういうときは舌を唇に軽く押し当てて、中に入れてみるのも1つの方法です。固く口を閉じていない限りは相手の口内に舌が入るので、後はお互いがしたいままの動きをしていきましょう。
本来は男性からしてほしいと思うものですが、なんの進展もなくずっと通常のキスが続いているのであれば、勇気を出して女性から行動に移してみてください。

唇以外のキス

海外では挨拶の一環として他人にもキスをすることがありますが、日本ではその習慣はなく、親しい関係の人や恋人とするキスに限られます。ほとんどの人は唇同士でキスをするのが主流ですが、実は唇以外にもキスをする場所はあります。
また、タイミングややり方によってもその行為の意味は大きく変わってきます。
「キスといえば唇にするもの!」と思っている人がとても多いので、それ以外の部位でおこなうキスについて詳しく見ていきましょう。

首筋に

唇以外でもキスをする場所は多数あり、代表的なものの1つとして首筋があります。首筋にキスをする男性の特徴は独占欲が強いことが挙げられ、すでにあなたにかなりの好意を抱いていたり、他の誰かに取られたくないという気持ちがあったりするとこの行為となって現れます。
女性にとっても同様のことが言えるので、相手の男性も自分に対して好意を抱いてくれているということは理解することでしょう。
ここで重要なのが、見える場所にはキスマークを付けないということです。彼氏や気になっている人の首筋へのキスをしていると、独占欲からどうしてもキスマークを付けたくなる衝動に駆られることもあるかと思います。
キスマークは他の人間に「相手がいる」ということを示すものでもあります。キスマークを付けることで喜ぶ人もいますが、男性は社会的に見ると恥ずかしさの象徴として捉えることも少なくありません。男性の社会的信用を落とすことにも繋がりかねないので、服から出て見える場所には付けないよう意識し、どうしても付けたい場合は服に隠れて完全に見えなくなる位置につけるようにしましょう。
キスマークを付けることがなければ、唇を使って優しくキスをし、男性が興奮してきた様子を感じたら舌先で筋をなぞるようにして舐めるのも効果的です。男女ともに性感帯として認識されている部位でもありますので、キスのさらに先に進みたいときは首筋へのキスはかなりおすすめです。

おでこに

首筋へのキスと比べると、おでこへのキスはかなりハードルが下がります。男性は女性のことを可愛いと思ったときにおでこへのキスをすることが多いそうですが、女性にはあまりそういった感情はないかもしれません。
おでこへのキスは、自分から唇にキスをするのが恥ずかしいと感じる人にもおすすめの方法で、軽く唇を押し当てるだけでも男性はドキドキしてしまいます。結果的にそれが自分に好意を抱いてくれているということの証明にもなり、男性からアクションが起こることが多いです。
恥ずかしい人は1回だけ軽くおでこにキスをして、上目遣いで相手の顔をみるとほとんどの場合は相手から唇へのキスをしてくれることと思います。
また、彼氏にするときは複数回おでこへのキスをおこなうことでスキンシップにもなり、和やかな雰囲気にもなります。
気になっている人にするときや彼氏にするキスとして、相手をドキドキさせる前段階のキスとしてはとても有効な方法なので、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

耳に

首筋のキスと同様に耳も性感帯として認識されていて、触れられるとくすぐったさと気持ち良さを感じる人が多いです。
男性が女性の耳にキスをするときの心理は、相手の様子を見るためだったり、ムードを作るためだったりなどがあります。
女性から男性の耳にキスをするときは、ムードを作るほかにもイチャイチャしたいときにおこなうこともあり、軽いスキンシップからキスが盛り上がってきたときなどに攻めることができるポイントです。
やり方としては、まずは耳に触れるか触れないかぐらいの距離まで近づき、唇で触れる前に軽く息を吹きかけるとほとんどの人が反応します。刺激に敏感な部分でもあるので、いきなりキスをするとびっくりしてしまうことがあります。先に息を吹きかけることで、「今から耳にキスをする」ということを相手に認識してもらい、準備をさせることができます。
そして相手の様子を見つつ、耳の外側を優しくキスしてください。そこからさらに盛り上がりそうであれば、舌を使って耳の周りや穴付近を舐めるとより相手の気持ちを高めることができます。
耳にキスをしながら言葉をささやくのも、雰囲気を盛り上げつつ愛情表現としても有効ですね。

鎖骨に

鎖骨にキスをする場合は、興奮が高まったときにするとキスの先へと発展しやすくなるため、キスの序盤でするのではなく中盤以降におこなうようにしてください。
夏は軽装なので首元の服を下げれば問題ないですが、冬の屋外ではタートルネックやマフラーを着用している人も多いです。気持ちが焦り荒々しく乱暴に衣服をよけると相手の気持ちが少し冷めてしまう原因ともなりますので、落ち着いてゆっくりとした動作でおこなってください。
鎖骨にするキスは、浮き上がっている骨の部分と骨のくぼみの部分の2か所にすることができます。浮き上がっている骨にキスをするときは唇の表面や裏側を使ってじっくりとせめてみてください。少し口を開くことで唇の裏側の粘膜をこすりつけることができ、いつもと違った感覚を得ることができます。
また、鎖骨のくぼみにキスをするときは、彫が深い人であれば唇でキスをしにくい部分となるため、舌先を使ってアプローチしていきましょう。くぼみに這わせるようにしておこなうとより効果的です。

さらにキステクニック(ディープ)

唇同士を合わせるだけのキスでも充分興奮する行為なのですが、そのさらに上のレベルのディープキスをおこなうと、より男性を自分の虜にさせることができます。
ディープキスとは、舌を相手の口内に入れて絡ませたり粘膜を刺激したりする行為を指すのですが、舌使いが必要になってくるので男性をとろけさせるためには、通常のキスよりもレベルが高くなります。
ディープキスのやり方がわからない人も多いかとおもいますので、ポイントと一緒に詳しく見ていきましょう。

ディープキスやり方

ディープキスとは、一般的にはお互いの舌を使う行為のことを指し、舌を絡ませたり口内に入れて舐めたりといったことをおこないます。
反対に唇同士を合わせるだけの軽いキスはバードキスと呼ばれていて、鳥がくちばしを合わせる行為に似ていることから名づけられました。
ディープキスは通常のキスをして気持ちが高まり、相手に欲情しているときに少しずつ発展していきます。普段の軽いキスとは違い、情熱的で長時間キスをすることが多いです。主にセックスのときに多用することがほとんどなので、かなりの興奮を覚える行為になります。
相手の舌に自分の舌を絡ませたり、口内の粘膜を刺激したりするやり方が一般的で、舌同士で唾液を交換するのも興奮する要素の1つとして挙げられます。

舌の力は抜く

ディープキスは舌の力を抜いて優しくするものなので、舌に力が入ってしまうと違和感を覚える原因になってしまいます。適度に温かさがあり、柔らかい感触を楽しむのがディープキスの醍醐味となっているため、舌の力は極力抜くようにしてください。力が入ると舌全体が固くなり、絡ませることができなくなるので、男性もどのように進めていけばいのかわからなくなってしまいます。
緊張してしまうと力が入りがちですが、そのような場合は舌を突き出して先端だけでも柔らかくするように意識してみてください。
また、自分だけでなく相手の男性も緊張から、舌に力が入ってしまっていることがあります。お互いの舌が固くなっていればぎこちないディープキスとなってしまいますので、リラックスしてからキスをするのもいいかもしれません。

相手に合わせるのもGOOD

女性がディープキスに慣れていない場合で、相手の男性が経験豊富な人であれば相手に合わせるのも効果的です。無理をして女性がリードしようとしなくても、相手が自然な流れを作って舌を入れてきてくれることも少なくありません。また、経験豊富な男性でなくでも、ディープキスは男性がリードするものと思っている人も多いので、慣れていない様子でもあえて相手に任せてしまうのもいいでしょう。
そのときはちぐはぐな動きにならないように、舌を絡ませてきているときはそれに応えて反応し、口内を攻められているときはそれを受け入れるように口を開き気味にしてみてください。
舌を少し湾曲させることで相手とより舌を絡ませやすくできるので、力を抜いて相手と同じ動きをしてみましょう。

唇と歯も使って

ディープキスは舌を入れたり絡ませたりするといったことばかりに目が行きがちですが、通常のキスと同様に唇を使ったり、歯も利用することができます。ディープキスの最中に唇を使うメリットとしては、ずっと口を開けて舌を使っていると疲れてきてしまうので、その合間に唇でのキスを挟むことで雰囲気を壊さずに休むことができます。口内の粘膜を刺激しているときにいきなり通常のキスに戻ると違和感を覚える原因になってしまうので、口内の粘膜を刺激したら舌の先端同士で絡ませ合い、唇の裏側を舐めるなどして徐々に入り口に近くなるように移動してから唇同士のキスにもっていきましょう。
そしてディープキスでは歯も利用することができ、また違った感触も楽しめます。やり方は、舌を使って絡ませているときに、相手の前歯の表面や裏側を攻めてみてください。
相手の下の前歯の裏側を攻めることは舌の向き的に難しいですが、上の前歯であれば攻めていくことが可能です。普段舌で舐められることがほとんどない部位なので、相手は驚きながらも新鮮さを味わえることでしょう。

音をたてたり吸ってみたり

通常のキスではただ唇同士を合わせて離すだけだと音はしませんよね。ですが、演出として音を出すとお互いが興奮する要素にもなります。唇を合わせてキスをして、離れるときにチュッと音を出してみるとキスをしたという実感も湧きやすいです。
また、ディープキスをしているときに唇を少しだけすぼめて相手の舌を吸ってみると何とも言えない気持ち良さを与えることができます。
普段舌が誰かに吸われるといったことはありませんので、ディープキスをしているときだけの感覚になり、特別感も増してくるかと思います。
そして男女ともにディープキスで一番興奮する要素として、舌を絡ませたりしているときに唾液で音をたてることがあります。唾液が絡まる音はセックスの時の水音を連想させ、お互いの興奮度合いを高めることになり、相手に欲情する要素となります。
ディープキスをしているときには、音をたてたり吸ってみたりしてみてください。

相手を見つめて

通常のキスのやり方の章でもご紹介しましたが、ディープキスのときにも相手を見つめておこなうとより興奮が高まり効果的です。ただ少し違うことは、ディープキスのときは通常のキスよりも激しくなっているかと思うので、その中でしっかりと目を開けると相手に「気持ち良くないのでは……」と思わせてしまう原因になります。
激しく情熱的なキスをしていると、目を開ける余裕がない人は目を閉じたままでも問題ないですが、ほんの少しだけ目を開けてディープキスをおこなうと、相手の反応を見ることができたり、とろけたような目を見せたりすることができます。
男性は少し涙ぐんでいる女性の熱っぽい目にとても弱く、「自分のキスで感じてくれている」と思うとさらに興奮していきます。
毎回だと不自然になるので、数回に1回は少し目を開けてのディープキスを楽しむのもいいでしょう。

口臭には気を付けよう

キスをする時に男女ともに気になるのが口臭です。どれだけ可愛くても口臭があれば好きな気持が薄れてしまうといった男性は非常に多いです。食べ物を食べたあとはもちろんですが、普段から口臭に気をつけていないと男性から口が臭いなと思われてしまうかもしれません。
口臭の原因はいくつかありますが、そのほとんどは普段のケアで予防できるものです。常に食べ物の成分やにおいにさらされているため自分の口臭は自分で気づきにくいですが、誰でも口臭はあるものと思って、エチケットは必ずおこなっておきましょう。

歯だけではなく舌も磨く

デートの最中に歯を磨くことは難しいので、普段のお手入れが大変重要になってきます。歯磨きの時間が極端に短かったり、硬い歯ブラシを使って磨いた気になっていたりするだけでは口臭の原因となる歯垢(しこう)は除去できません。
また、歯垢と同様に細菌が多く繁殖しやすいのが舌に付着する舌苔(ぜったい)です。口を開けて舌を出した時に、舌が白くなっている人を見かけたことはありませんか? 舌苔とは白い苔(こけ)のようなもので、食べ物のカスや細菌が舌の表面の突起に付着している状態です。
歯を磨いていても口臭が気になるという人は、この舌苔がこびりついている可能性があります。
柔らかめの歯ブラシや舌ブラシなどで優しくこするように汚れをかき出してください。
舌にブラシを当てると嘔吐してしまいそうになってしまう人は、ゆっくりと息を吐きながらおこなうと緩和されるのでおすすめです。ただし、強い力でおこなうと舌の表面の味覚を感じる器官が傷ついてしまう可能性があるので、優しく丁寧にするように意識してください。

舌のお手入れも大切ですが、歯と歯茎の境目も磨かないと同様に口臭の原因となります。歯を磨く時はやわらかめの歯ブラシを選択し、歯の表面よりも歯と歯茎の境目を念入りに磨いてください。
口臭の原因となる歯垢は歯の表面ではなく歯と歯茎の境目に付着していき、その歯垢には約1億以上の細菌が存在し、虫歯や歯周病の原因になります。
舌苔と歯垢の細菌の数を合わせるとものすごい数の細菌が口内に存在していることになり、これだけの数の細菌がいれば口臭がしてしまうのも納得がいくかと思います。

口の中は常に潤いを保つ

人の口内は常に唾液で潤っていてそれによって汚れが付着するのを防いだり、口臭を防いだりしています。しかし、口内の唾液の分泌量が減ることで乾燥してしまい、口臭が発生してしまいます。
唾液の分泌量が減ってしまう原因は水分不足などの他にも噛む回数が少なくなっていたり、緊張したりするということがほとんどです。唾液の分泌量が減ってしまうことをドライマウスといい、人によって原因がさまざまあるため突き止めることが難しいです。心的なストレスからも分泌量が減ることもあるので、自分に当てはまる原因を見極めることが大切です。
口内が乾燥してしまうことが口臭を発生させる直接的な原因であるのなら、噛む回数を増やしたり、水分補給を多めにしたりなどの対策をおこないましょう。

気になっている人とのデートでは、緊張から口内が乾燥しやすい状況になります。この時に口が臭いことが原因で、今後の関係がうまくいかないなどがあれば後悔してもしきれません。
口に直接吹きかけるタイプの口臭予防効果のあるスプレーや、飲み物を常に持ち歩いて口内を乾燥させないように意識しましょう。
また、顎の下にある顎下腺(がくかせん)を指で刺激して唾液を分泌させることも有効な対策の1つです。両耳の下から顎に向かっていくところに、押すと唾液が出てくる場所があるのですが、この部位が顎下腺になります。口内が乾燥してきたなと感じたら、この顎下腺を押して唾液量を増やしてみてください。

デートの食後はガムやタブレットでケアを

食事の後はどうしても食べた物のにおいがしてしまい、キスをするときにもかなり影響してきます。デートでは食事に行くことが多くあり食事デートではなくても何かを食べることがほとんどでしょう。しかし、においがするからといって食べることを避けるのはできません。
においのきつい物を食べなければある程度の口臭は予防できますが、通常の食べ物でも口内に食べかすや歯垢として残ると、細菌の働きで時間の経過とともににおいを発してしまいます。本来は食べ物を食べた後は30分後に歯を磨くことが理想的ですが、デートのときにこまめに歯を磨くことは難しいですよね。そういった状況のときは一時的なものにはなってしまいますが、ガムを噛んだり口臭ケアのタブレットを使用してみたりするのも対策法の1つです。ガムは噛むのに少し時間がかかってしまうため、相手を待たせないようにするためには1粒で済むようなタブレットがおすすめです。
相手が席を外したときや、トイレに行くタイミングで口内のエチケットをするように習慣づけると、口臭を気にせず楽しくデートができるようになります。

口紅やグロスの塗りすぎには注意

さっとひと塗りするだけで口元が明るくなったり、潤いを与えて唇のシワを隠してくれたりするのが口紅やグロスです。多くの女性が化粧の仕上げとしておこなっていて、唇が鮮やかなだけで相手に与える印象が変わってきます。
しかし、色が濃い口紅や粘度の高いグロスなどは、化粧の習慣がない男性からすると不快な感触になってしまうので付けすぎは敬遠されがちです。
彼氏ではなく付き合う前の良い雰囲気の男性だと、「キスをすると自分に色がついてベタベタしてしまいそう……」と思ってしまいキスをしてくれないこともあるかもしれません。

そういった事態を防ぐためには、色の濃い口紅(赤やピンク、ブルー系の混ざった色)の口紅や、粘度の高いグロスはつけないようにしてみましょう。そうすることで男性も女性にキスがしやすく、直後の不快感を減らすことができます。
しかし、バッチリと化粧をしてデートに挑んでいるのに唇の色が薄いと、気分が上がらない女性も多いですよね。そういう時は、相手と良い雰囲気になって「キスされるかも」と予想できるタイミングの前に、リップチェンジすることをおすすめします。
トイレに行ったときや相手が席を外しているときに、ベージュなどの落ち着いた色味の口紅に変えたり、グロスを落としてリップクリームにしたりしてみてください。少し工夫することでデート中はバッチリと化粧をきめて、良い雰囲気になる前に相手からキスをしてもらいやすくなる雰囲気をつくることができます。

まとめ

今回は、男性を虜にさせるキスのテクニックや注意点をご紹介しました。唇を合わせたり、舌を入れたりするディープキスは相手がいないときはできませんが、それ以外のキス顔や舌使いなどはイメージをしながら練習することができます。
また、キスに関することのイメージトレーニングや練習も大切ですが、口臭予防にも力を入れる必要があります。口臭があるとせっかく盛り上がっていた雰囲気を台無しにするだけでなく、男性の女性への気持ちを無くすこともあります。
せっかく良い関係になってきている男性と、自分の口臭が原因でうまくいかなかったということがあれば本当に悲しいですよね。彼氏の場合は、勇気を出して指摘してくれるのはありがたいことですが、実際に言われるととても恥ずかしくなってしまいます。
普段自分では気づきにくいことにはなりますが、誰でも口臭があるものと思って、エチケットを習慣化するよう心がけましょう。

今や草食系男子と呼ばれるほど、恋愛に対して億劫になっている男性は増えてきています。そういった男性にアプローチするためにも、口臭予防とキスのテクニックは磨いていて損はありません。
お互いの関係がより良くなるようなキステクニックを習得していきましょう。