今、「BDSM」に夢中になるカップルが増えています。BDSMはいわゆるSMプレイの含む、刺激的な欲望を満たすためのプレイです。SMというと痛そうで怖い……というイメージがあるかもしれませんが、実はそんなことはありません。愛し合うカップルで行うBDSMプレイは、とても魅力的でクセになってしまいますよ。ひとくちにBDSMといっても、いろんなやり方やプレイの種類があるので、カップルで一緒に試行錯誤を重ねていけるのも楽しいところ。最近エッチが少しマンネリ気味……と悩むインドのカップルにこそ、BDSMはおすすめのプレイです。

BDSMは「束縛」「調教」「サドヒズム」「マゾヒズム」の4つから構成されています。さらに、プレイする側も「攻め」と「受け」に分かれることも、BDSMプレイの大きな特徴です。こうしたプレイを取り入れることで、カップルのセックスに新たな刺激やスパイスが加わり、マンネリを解消したり新たな性癖を発見できたりします。しかも、BDSMではグッズの種類も豊富なので、上手に取り入れることができればエッチがもっと盛り上がりますよ。今回は、BDSMプレイの種類や方法に加えて、おすすめグッズや注意点などについて詳しく解説します。

BDSMとは?

「BDSM」とは、「Bondage(拘束)」「Discipline(調教)」「Sadism(サドヒズム)」と「Masochism(マゾヒズム)」の4つをひとまとめにした、セックスプレイの用語です。これらは、人間の性的嗜好のなかでも、相手に苦痛を与えたり与えられたりすることで性的快感を得る、「嗜虐的嗜好」を示すものになっています。なんだか変わった性癖で、自分には関係ないことだと思うかもしれませんが、実は誰でもちょっとしたBDSM願望があるものです。特に、サディスティックな性格やマゾヒスティックな性格というものは、程度の差はあれど誰もが持っています。

ちなみに、サドヒズムとは相手に苦痛を与えて快楽を得る性質、マゾヒズムとは相手から苦痛を与えられて快感を得る性質を指します。BDSMは私たちのそうした性的嗜好を解放して、性的快感をもたらしてくれるプレイです。BDSMは基本的に「SMプレイ」と同じものだと考えてください。SMプレイでは「トップ(攻め)」と「ボトム(受け)」に分かれて、プレイを行うことが大前提となっています。もちろん、男性が攻めで女性が受けなどというふうに決まっていることはなく、カップルの中で自由に決めることができるものです。

SMプレイの素晴らしいところは、普段のセックスでの男性が攻めて女性が受けるという構図を離れて、それぞれの欲望を満たせるということ。例えば、女性が男性を性的に攻めていじめたり、逆に男性から束縛されたりする感覚を楽しむことができるのです。しかし、こういったSMプレイには、ネガティブなイメージがあることも少なくありません。苦痛を与えたり与えられたりするというプレイの性質上、痛みや恐怖などのイメージと結びつくためです。

しかし、BDSMは怖いものではありません。身体的な痛みはプレイ内容によっては伴いますが、あくまでカップルがそういうものが好きだからこそ、プレイに取り入れるというだけです。一般のカップルはそういった痛みをともなわない、「ソフトSM」を取り入れることもできます。BDSMはカップルの信頼関係がないと成り立たないので、むしろ精神的な繋がりが大切になるプレイでもあるのです。また、後述するようにSM専用のグッズもありますが、日用品で代用できるので初心者カップルでもご安心ください。

BDSMを取り入れるメリット

BDSMの概要についてご紹介しました。BDSMでは束縛や調教、サドやマゾといった内なる性癖を解放して、刺激的なセックスを行うためのプレイテクニックです。しかし、そもそもなぜそのような行為を、セックスに取り入れるのでしょうか。実はBDSMには次の2つのメリットがあるからこそ、多くのカップルがBDSMのとりこになっているのです。

  • セックスが新鮮になる
  • 新しい性癖を開拓できる

BDSMを取り入れるとセックスに新たな刺激が加わるので、今までにない新鮮な気分でセックスができるようになります。これは、セックスのマンネリを解消するためにも役立つ、重要な要素です。さらに、BDSMを行う上で自分でも知らなかったような性癖が見つかり、それがセックスをさらに豊かなものにしてくれることもあります。

セックスが新鮮になる

BDSMを取り入れると、カップルのセックスが新鮮なものになります。愛し合うカップルでも付き合いが長くなると、どうしてもセックスがマンネリ化してしまうもの。なぜなら、似たような内容で行うセックスが多くなり、少しずつ刺激がなくなっていくからです。セックスに刺激がなくなると性的興奮も高まらないので、快感も満足に得られないようになってしまいます。こうしたマンネリはセックスのみならず、カップルの関係自体にも悪影響を及ぼしてしまうことがあるので厄介です。

マンネリの解消には、セックスに新たな刺激を取り入れる必要があります。BDSMを取り入れることによって、まるでいつも食べ慣れた料理にスパイスを加えるかのように、セックスに新たな刺激が出てくるのです。もちろん、セックスで刺激を感じられるようになれば、性的興奮も高まります。以前のようにセックスで快感を得られるようになるので、楽しめるようになるでしょう。カップルでBDSMプレイを行うことによって、セックスに新しい風を吹き込むことができるのです。

カップルでセックスを続けていくと、少しずつパターン化していくものです。もちろん、セックスのシチュエーションを変えてみたり、体位や動作を変えてみたりすると、少しは新たな刺激を取り入れることはできます。しかし、それでは根本的にマンネリを解消することは困難です。セックスのパターン自体を大きく変えることができるのは、BDSMのような性癖をくすぐるようなものでしょう。後述するセックストイも上手く活用すれば、今まで以上にセックスを楽しめるようになるはずです。

新しい性癖開拓

セックスで重要になるのは性癖、つまり性的嗜好やフェティシズムといったものです。性的嗜好によって、どのようなセックスで快感を得られるのかや、向いているプレイの種類などが変わってきます。特に、BDSMはそういった性癖のようなものを刺激するプレイなので、セックスへの影響も大きいのです。しかし、自分にはそんなものは関係ない、と思う人も少なくありません。実は、誰しも隠された性癖というものを抱えているものです。BDSMプレイには、そういった性癖を解放してくれる働きがあります。

例えば、これまで自分にはSM願望などなく興味もなかったのに、いざプレイしてみると意外と楽しくクセになってしまうこともあります。自分にはマゾっぽさがあると思っていたのに、ソフトSMプレイで相手を攻めるのを試してみると、意外な快感を得られるということもあるかもしれません。このようにBDSMプレイを試してみると、自分の中に隠れていた新たな性癖が見つかるのです。しかも、発掘できるのは自分の性癖だけではありません。

BDSMプレイを取り入れることによって、パートナーの性癖についても知ることができるかもしれません。新しいプレイを取り入れることによって、今まで見たことのない彼の一面を垣間見ることができて、ドキドキしてしまうこともあるでしょう。もちろん、それを次のセックスで活かして、さらに興奮と快感を高めることもできます。こういった新たなときめきを感じることができるのも、BDSMならではの魅力的な一面です。カップルでBDSMを取り入れると、お互いに新たな性癖を発掘して、燃えるセックスを楽しむことができますよ。

初心者におすすめのBDSMプレイ

BDSMにチャレンジしてみると、カップルにとって素晴らしいメリットを享受できることが分かりました。ぜひ彼と一緒にやってみたいと思った人は、あとは実践あるのみです。しかし、前述したようにBDSMプレイはバリエーションが豊富ですし、カップルの好みによって適切なプレイも異なります。そこで、BDSMの基本的なプレイについて掘り下げていきましょう。

  • 軽い緊縛
  • 目隠し
  • スパンキング

いずれもBDSMプレイの基本中の基本となるプレイです。これらについて知っておけば、後でいろいろなプレイに発展させることができるでしょう。身体の一部を束縛されて自由を奪われることによって、神経が敏感になって興奮や快感を得やすくなります。さらに、スパンキングによる肉体的な刺激も加えることによって、快感を高められるかもしれません。

緊縛(軽く)

「束縛(Bondage)」はBDSMの最も基本的なプレイです。束縛プレイというと全身をがっつり縛るようなものをイメージして、抵抗感があるかもしれませんね。もちろんそういったハードなSMプレイもありますが、初心者の方はもっとソフトな縛りプレイにチャレンジしてみましょう。手を縛ったり足を縛ったりと、部分的に縛ってみるのです。こうした軽い緊縛プレイを行うと、身体の一部の自由を奪われているというアブノーマルな状況から、興奮と快感を得ることができます。

私たちにとって手足は最も重要な部分のひとつ。手がなければ何もつかむことができませんし、足がなければ歩くこともできません。そのため、手足の自由を奪われることには、大きな恐怖感を感じるものです。もちろん、ソフトな縛りプレイではあくまでプレイの一環として行うものなので、本当に怖いわけではなく、ちょっとした不安感やドキドキ感を味わえるのです。そうした感覚が性的な興奮と結びつき、セックスの快感を高めることができます。

束縛プレイでは、手や足など任意の場所を縛ります。全身を厳しく縛るわけではないので、初心者のカップルでも比較的気楽に取り入れやすいでしょう。手足を縛った状態で性感帯を攻めていじめるのも楽しいですし、挿入時に相手の身動きを封じて、自分の思いどおりに動くというのも刺激的です。カップルの好みに応じて様々な応用が効くのも、緊縛プレイの大きな魅力だといえます。縛りプレイでは、相手をどんなものでどのように縛る、もしくは相手から縛られるかを考えるのも楽しいところです。

初心者におすすめの緊縛グッズ

ソフトな緊縛プレイは、まずタオルなどの身近な日用品で試してみることができます。しかし、それではどうしても雰囲気が出ないので、プレイに慣れてきたらぜひ縛りプレイ用のグッズにチャレンジしてみてください。緊縛グッズとして有名なものには、ロープや手錠、ボールギャグなどのものがあります。ロープや手錠は手足を縛るもの、ボールギャグは主に口を縛るためのグッズです。どれもBDSM初心者の方でも、比較的簡単に取り入れることができるのでおすすめ。ここでは、それぞれのグッズの概要や効果について見ていきましょう。

手や足を縛るときは、それ専用のものを使う方が興奮も高まります。ロープや手錠を使うのは最も効果的ですが、それぞれニュアンスが少し違ってくることもポイントです。ロープだと少し乱暴な感じが、手錠だとお仕置きのような感じを演出しやすくなります。手錠は警察官が使うようなリアルなものから、セックストイとしてエロくデザインされたものまで、その種類も豊富です。手錠と足かせを組み合わせると、よりハードなプレイになります。カップルの好みやプレイの目的に応じて、ピッタリなものを選んでみましょう。

ボールギャグはいわゆる猿ぐつわで、縛りプレイの中でもハードなプレイを楽しみたいカップルにおすすめです。ボールギャグはテニスボールのような球を口にくわえて、ベルトを頭部で固定して使います。くわえるボールの種類や材質には様々なものがありますが、プラスチック製で穴が複数個開いているものが一般的です。ボールギャグを装着された人は、呼吸をすることは問題なくできますが、しゃべることができなくなります。唾液も垂れ流し状態となることから、抵抗感があることも少なくありませんが、そこをクリアできれば刺激的なプレイを楽しめるでしょう。

目隠し

目隠しプレイもBDSMのベースとなるテクニックです。私たちには手足以外にも極めて重要なものがあります。それは視覚です。私は視覚による情報を頼りにして、あらゆる状況を把握したり判断したりしています。そのため、視覚を奪われるとほとんど何もすることができません。例えば、目隠しをして歩こうとすると、一歩進むだけでも手や足で周囲の状況を探りながらでないと、とても怖くて歩くことができないでしょう。そうした心理状態を利用して興奮を高めるのが、BDSMの目隠しプレイなのです。

目隠しプレイをすると、ドキドキ感による性的興奮を得られて、性感帯の感度も高まることが特徴です。BDSMでの目隠しはあくまでプレイの一環なので、強い恐怖心を煽られることはありません。しかし、目が見えないことによって状況把握ができないので、次に相手が何をしようとしているのか分からなくなります。それでも本能的に頑張って状況を把握しようとして、聴覚や嗅覚、触覚など他の感覚が鋭敏になるのです。つまり、最も重要な感覚である視覚を奪われることによって、他の部分の神経が研ぎ澄まされるということ。

こういった効果により、目隠しプレイでは感度が大幅に高まるのです。例えば、目隠しをされた状態で彼に触れられると、普段より刺激が増幅されてビクッとしてしまうでしょう。愛撫されるときもビクビクと感じて、一気に興奮が高まっていくはずです。しかも、目隠しは縛りBDSMのプレイの中でも、最も取り入れやすいテクニックのひとつ。やり方はとても簡単で、タオルやアイマスクなどで目をカバーして、後は相手に身を委ねてプレイを行うだけです。前述した束縛プレイとも組み合わせると、より刺激的なBDSMを楽しめるでしょう。

初心者におすすめの目隠しグッズ

縛りプレイと同じように目隠しプレイも、タオルなどの日用品で行うことができます。しかし、それではイマイチ雰囲気が出ないので、セックスが思ったほど盛り上がらないかもしれません。そのため、ぜひアイマスクを使用して、目隠しプレイを行ってみてください。専用のグッズというだけでも雰囲気が全く異なり、モチベーションも高まるものです。ただ、アイマスクといってもいろいろな種類のものがあります。単なる昼寝や眼精疲労解消のアイマスクなどもありますが、デザイン性の観点からセックストイ専用のアイマスクを使用することをおすすめします。

BDSMプレイ用のアイマスクには、セックストイとしてデザインされたものが多く、よりエッチで刺激的な雰囲気を演出しやすくなっています。例えば、SMの女王様(Mistress)のようなものを女性がつけてあげると、男性は大喜びすることでしょう。アイマスクが帽子のようになっていて、頭部に猫耳がついているような可愛らしいものもあります。普段とは違った姿を演出することができますよ。ただし、目の部分が透けているとアイマスクの意味がなくなってしまうので、しっかり視界を遮ってくれるものを選ぶことが大切です。

アイマスクは単純につけるだけで、視界を遮断することができます。基本的にはトップ(S)側がボトム(M)側につけるのですが、タイミングを誤ってしまうとイマイチ効果が出づらくなるので注意が必要です。アイマスクはセックスの始めや愛撫中など、比較的早めのタイミングで装着することをおすすめします。挿入時やその後などでアイマスクをつけても、興奮が高まりづらかったり流れがおかしくなったりするので注意が必要です。ちなみに、アイマスクは前述した手や足を縛る手錠などと組み合わせると、BDSMプレイとしての効果がさらに高まりますよ。

スパンキング

BDSMのもうひとつのテクニックが「スパンキング(Spanking)」です。スパンキングと元々は懲罰としてお尻を叩く行為なのですが、それがトップ側の加虐欲求とボトム側の被虐欲求の双方を効果的にくすぐるため、SMプレイでよく行われています。スパンキングというと痛そうなイメージがあるかもしれませんが、実はスパンキングは痛いものではなく、むしろ「音響」で興奮を楽しむためのもの。ちなみに、男性はSM願望がなくても女性のお尻を叩くことがありますが、それはお尻を叩かれることによって女性の膣が反射的にぎゅっと締まり、快感が高まるからのようです。

スパンキングのメリットは大きく分けて4つあります。「双方の興奮」「手軽さ」「お尻が主体になる」「音響による興奮」です。スパンキングは叩く方と叩かれる方という立場がはっきりしているため、お互いに興奮できるプレイになります。しかも、専用のグッズがなくても自分の手で叩けば、簡単にできるのでとても手軽です。さらに、お尻を相手に触ってもらう、もしくは触る理由になるのでお尻が好きな人にはたまりません。最後のメリットは、「パンパン」というスパンキング独特の音響です。パンパンという音はセックスで激しく突かれるときに出る音なので、いかにもいやらしいことをしているという雰囲気が出て興奮できますよ。

ただし、スパンキングはやり方に注意が必要です。実は、スパンキングは「気持ちのいい痛み」を作り出すことが、とても大切になります。スパンキングは指をピンと伸ばした「パー」の状態でする人が多いですが、実はこれは苦痛を与えるだけなのでいけません。正しいスパンキングのやり方では、指を少し曲げて手のひらにくぼみを作り、その状態で力を抜いてお尻を叩き、叩いたら即座にスナップを利かせて手を離します。卵を守るときのような感じで手の形をつくると、イメージをつかみやすくなるはずです。こうすると、相手の痛みを押さえつつも大きな音が出るので、より快感と興奮を高めやすくなりますよ。

初心者におすすめのスパンキンググッズ

スパンキングは基本的には、前述したような手を使う方法でやるのですが、もっとハードなプレイをしてみたいという人もいるかもしれません。そこで、スパンキング専用のグッズを使って、刺激的なSMプレイをさらに盛り上げてみましょう。スパンキング用のグッズといえば「スパンキングラケット」と「鞭」です。これらのグッズを使うメリットは、何といってもアブノーマル感と独特の興奮。そのため、愛する女性を鞭で打ってみたいという男性は割と多いです。しかし、スパンキングラケットやムチの使い方は難しいので、間違ったスパンキングプレイをしてしまわないように要注意。特に、鞭は予期せぬ事故につながりやすいのです。

スパンキングラケットは、SMプレイ初心者ではあるものの、平手打ちよりはもっと雰囲気のあるプレイを楽しみたい、という人におすすめのグッズです。スパンキングラケットはムチと比べると痛みがマイルドで、なおかつパーンという大きな音が出るので興奮も高まります。基本的には適度な力でスナップを利かせながら叩き、叩いた後はすぐに離すだけです。スパンキングラケットを活用すると、手軽かつ適度な痛みを楽しめますが、さすがに思い切りやると怪我をしてしまうので要注意。最初は軽めのスパンキングから始めて、徐々に力を強くしていくと良いでしょう。

SMプレイ用の鞭には大きく分けて、「一本鞭」「乗馬鞭」「バラ鞭」の3種類のものがあります。それぞれ見た目も打たれる感覚も大きく異なるので、カップルの好みに合うものを選ぶことが大切です。一本鞭は打つ部分が一本だけというシンプルなもの。しかし、すべての力が一本に集中するので痛みが強く、初心者の方には決しておすすめできません。乗馬鞭は競馬のジョッキーが持つような形の、打つ部分が扇形のようになっているものです。一本鞭よりは使いやすいですが、やはり刺激がピンポイントに集中してしまうため痛みが強くなります。

これらの理由から、初心者の方がSMプレイで鞭を取り入れる場合は、できるだけバラ鞭を選ぶようにしましょう。バラ鞭は打つ部分が何本にも分かれているもので、最もベーシックなタイプのSMプレイ用の鞭です。バラ鞭の特徴は、打つ部分がバラバラになっていることから、刺激が分散して痛みが軽減されること。それだけではなく、打ったときにムチ同士が激しく当たるので、痛みがそれほど強くないわりには大きな音がします。ただし、ムチで打つときは必ず縦方向に振り下ろすように動かし、決して横方向にスパンキングしないでください。力加減も最初は全力の1割~2割程度から始めて、相手の様子を見ながら徐々に強めていくことが大切です。

初心者がBDSMプレイをするときの注意点

BDSMにはいくつかの注意点があります。「合意形成」「セーフワード」「衛生面」「実施場所」の4つです。それぞれの概要を確認しておきましょう。まず、BDSMプレイはカップルでの合意形成が欠かせないテクニックです。どちらかが納得していないのに、無理にBDSMのプレイをセックスにねじ込んではいけません。なぜなら、BDSMには肉体的および精神的に相手へ苦痛を与える、という行為を含むからです。そのため相手の意思を最大限に尊重して、相手が本当に嫌がることはやらないようにしてください。

ただし、BDSMプレイはそもそも大なり小なり相手に苦痛を与えるものなので、本当に嫌がっているのかプレイの一環として嫌がっているのか、分かりにくいことがあります。そのため、BDSMプレイを行う際は必ず「セーフワード」を設定して、プレイ続行の可否を判断できるようにしておきましょう。セーフワードとは合い言葉のようなもので、苦痛がひどくて耐えられない場合に相手へ伝えるためのものです。すぐに伝わる単純な言葉にしておいて、自分が攻め側の場合はその言葉を聞いたら、すぐにプレイを止めるようにしてください。

また、今回はご紹介しませんでしたが、BDSMプレイはアナルプレイを含むものもあります。アナルプレイを行う場合は、浣腸などを行ってアナルを綺麗に洗浄してから、アナルをいじるようにすることが大切です。アナルプレイをしない場合でも、ボールギャグなど口に加えるグッズを使うのであれば、使用後は必ず綺麗に洗浄するようにしましょう。BDSMプレイでは実施場所も重要になります。特殊なプレイに慣れてくると、もしかすると野外でもやってみたくなるかもしれません。しかし、そういった行為は基本的に違法なので、絶対にバレない場所を探してプレイしましょう。

まとめ

今回は、BDSMプレイの種類や方法に加えて、おすすめグッズや注意点などについて解説しました。BDSMプレイを取り入れることによって、セックスに今までにない刺激が加わり、カップルのマンネリを解消して、愛の時間を盛り上げることができます。さらに、お互いの新しい性癖を発掘することができるので、思わぬ楽しみが見つかるかもしれません。信頼できるカップルで行えば怖くないので、初心者の方でも安心してチャレンジできますよ。

BDSMプレイには、大きく分けて「軽い緊縛」「目隠し」「スパンキング」の3つのプレイがあり、それぞれに大きな特色があります。束縛プレイでは、手や足を縛ることによって独特の緊張感やドキドキ感などを得ることができ、それによって快感が高まることが魅力。目隠しプレイでは、私たちにとって欠かせない視覚を遮断することによって、他の感覚が研ぎ澄まされて感じやすくなります。今回ご紹介した中ではスパンキングが最もハードですが、正しいやり方で行えばプレイも大幅に盛り上がるでしょう。

スパンキングはお尻をパンパン叩くのですが、手でやる場合は指を軽く曲げてスナップを利かせることが、痛みを軽減して激しい音を出すために大切です。さらに雰囲気を出したい場合は、スパンキングラケットやムチなども使うと、スパンキングの効果もさらに高まります。ムチの種類はいくつかありますが、初心者の方は先がいくつにも分かれているバラ鞭がおすすめです。BDSMプレイをカップルで取り入れて、刺激的なセックスを楽しみましょう。

刺激的なセックスを楽しみたいと思っている方はこちらもご覧ください